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クラウドで切り拓け〝超ローカル新聞〟の未来--岩手・東海新報 - (page 3)

構成・取材 怒賀新也(編集部)

2016-01-03 07:30

2015年6月リリースへ

(マルマンコンピュータサービス/宮本真弓)

 コンピュータ販売やソフトウエア開発を手がけるマルマンコンピューターサービスが、青森に新しいデータセンターを立ち上げることが決まった際、NCRIと知り合い、東海新報社の電子新聞サービスに関わることになりました。

 当初は「画像アーカイブを格納するストレージと、システムの提供」と伺っておりました。しかしよく話を聞くと「電子新聞サービス」であるとのこと。NCRIが3年がかりで取り組んでいるプロジェクトと知り、(前述の)熊谷さんの熱意に胸打たれました。

 その後、東海新報社を訪れ、仕様を説明した上で見積書を提示しました。すると鈴木社長をはじめ同社サイドから「じゃあやろうか」「いつから動く?」という返事が。何年も通って説得する覚悟でしたので、この即決ぶりには大変驚きました。

 そこからおよそ1年弱。プロトタイプの制作、画面提示に始まり、大幅なデザイン変更、過去記事の登録、運用の手順案内等…今にして思えば怒涛の展開で、2015年6月のリリースへこぎつけました。ホッとしたのもつかの間、さらにクレジット決済に関する対応、スマホ専用レイアウトの追加、その他カテゴリ追加等々、次々と飛び出す新たなご要望。うれしい悲鳴をあげながら支援しております。


電子新聞で震災の記憶を残すことも使命という
電子新聞で震災の記憶を残すことも使命という

現場の求めに応えていきたい

 本プロジェクトでは、新聞社の皆様が持つ部署ごとのこだわりや思い入れ、職人魂をまざまざと見せつけられました。「『紙面』のイメージを、ウェブでもそのまま読んでもらいたい」「本文フォントで使う明朝体は譲れない」などなど……。最初はデジタル化と相反する単語や要望が多々あり、戸惑うこともありました。

マルマンコンピュータサービス/宮本真弓氏
マルマンコンピュータサービス/宮本真弓氏

 しかし、毎月ご訪問し、打合せを重ね、プロトタイプを見ていただきながら一緒に画面を確認し──と、徐々にお互いの目指す形を摺り合せていきました。自身もこだわるほうだと思っていたのですが、「まだまだだな」と刺激をいただいています。

 運用についても学ぶことがありました。東海新報社では、新聞製作の流れを把握している重鎮社員と現編集長とが連携し、記事の校正と版組、テキスト化されたデータの確認や画像の選択等、作業を無駄なく組み立ててくれました。編集部の矜持として、最終確認を怠らない姿勢にも頭が下がります。

 鈴木社長の先見の明と、人柄、リーダーシップがあったからこそ電子化が実現したことはもちろんですが、現場のリーダーたちの「ヤル」と決めたら突き進む姿勢が見事でした。

最新鋭の輪転機で新聞づくりの現場を支える
最新鋭の輪転機で新聞づくりの現場を支える

 さらには、短い製作期間と〝最安値〟で始まったプロジェクトですので、開発を担当したテラソリューションにも活躍してもらいました。私の無茶な注文や無謀な納期に、窓口の部長さんは柔軟に対応してくださいましたし、担当の美人プログラマー(葛西さん:次ページ担当)の「絶対いいものにしたい」という言葉には、内緒ですけど泣けました。

 今後もさらに制作しやすく使い勝手の良い、購読者に喜ばれる電子新聞を目指し精進してまいります。

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