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展望2016

クラウドシフト、AI、セキュリティ--年頭所感に見る2016年のゆくえ - (page 3)

ZDNet Japan Staff

2016-01-01 08:00

NTTデータ 代表取締役社長 岩本敏男氏

 2015年、NTTデータグループは、さらなる成長に向けてGlobal 2nd Stageに向けた取り組みを進めました。その中で、米国金融ITコンサルティング企業「Carlisle & Gallagher Consulting Group」や、マレーシアにおけるEC決済代行事業の最大シェアを持つ「iPay88 Sdn. Bhd」などをNTTデータグループの仲間として新たに迎え、今後さらなる成長が見込まれる分野や地域でのプレゼンスの拡大に向けて挑戦を続けました。


NTTデータ 代表取締役社長・岩本敏男

 これらの取り組みにより、世界42カ国へカバレッジを拡大し、グローバルで8万人に上る体制となりました。また、中国科学院ソフトウェア研究所とともに行っている交通渋滞緩和に関する共同研究や、衛星画像を活用した世界最高精度の「AW3DR 全世界デジタル3D 地形データサービス」など、世界を舞台に日本の技術を活用した取り組みが進められた1年でもありました。

 一方、日本においては、一部の先端的な企業を中心に「攻めのIT 投資」が芽吹き始めており、流通、小売業を中心としたオムニチャネル戦略や、あらゆる業種においてビッグデータやIoT(Internet of Things)、ロボットやAI(人工知能)の活用などが注目されました。2016年は、このような戦略的IT 投資に向けた動きがさらに加速していくと見込まれます。

 また、2016年はマイナンバー制度や電力小売り自由化の開始など、社会の仕組みに大きな変化が起こる1年です。これらの変化にIT 技術は必要不可欠であり、創業以来長きにわたって日本の社会インフラをITの面から支えてきたNTTデータとして、これを事業成長の機会と捉えて、事業を通じて社会の変革と成長に貢献していきたいと考えています。

 NTTデータにとって、2016年は現在の中期経営計画の総仕上げと、新たな中期経営計画の始まりとなる重要な一年でもあります。一年前倒して達成することができた「売上高1.5兆円」とともに「EPS200円」という利益面での目標も確実なものとしていきながら、さらなるビジネスの拡大に向けた積極的なチャレンジを続けていきたいと考えています。

 企業や社会の成長にIT が必要不可欠となったいま、年々進化を続ける技術の進展をいち早く捉え、IT サービスの形として世の中に提案、提供していくことこそ、『情報技術で新しい「しくみ」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献すること』 を企業理念とする、私たちNTTデータの使命であると考えています。

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