編集部からのお知らせ
New! 記事まとめ「ISMAP-LIU」
話題の記事まとめ「通信障害と社会リスク」
海外コメンタリー

マイクロソフトの「OneDrive」と「SharePoint」、次の一手は?--幹部が語る - (page 2)

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2016-01-07 06:30

 Teper氏は「OneDriveとSharePointのチームを統合した理由はいくつかある」と述べ、「われわれは、ユーザーの個人的な生活と仕事上の生活を通して、一貫性のある(ストレージ)エクスペリエンスを提供していきたいと考えている。ドキュメントの閲覧や共有は一貫性を有しているべきだ。もちろん、一部の業務は厳格に管理されなければならない。しかし、そのようなエクスペリエンスも、まったく違ったものではなく、既存のエクスペリエンスの延長線上に位置しているべきだ」と続けた。

 Teper氏によると、かつてのOneDriveチームはWindows環境に特化しており、「コンシューマーに焦点を合わせていた」という。このため、チームはモバイル機器管理などについてあまり考慮できていなかった。しかし現在では、チームが統合された結果、「OneDriveチームは企業の要求やセキュリティなどに精通し、SharePointチームは(コンシューマーに焦点を置いていたOneDriveチームのメンバーのおかげで)簡潔さとユーザーの望むことを理解できるようになった」という。

 Teper氏は、OneDriveのほとんどが現在のところ、同社のPaaSである「Microsoft Azure」上で稼働していると述べた。SharePoint内のOneDriveストレージすべても既に、そこに配備されている。また同氏によると、「Microsoft SQL Server」から「Azure SQL Database」に移行中のデータベースの「割合が増加している」という。同氏は、最終的に「Azure内にエクサバイト規模のストレージを用意することになる」と述べ、時とともに「Azure PaaS上のOneDrive向けとして多くのコンピュートやストレージが移行されることになる」と付け加えた。

 また同氏は、Azureの移行とともにチームは、より多くのAzureサービスをOneDriveとSharePointに統合する検討を行っているとも述べた。Azure上のアプリのロジックを用いるSharePoint向けの「Microsoft PowerApps」を開発するといった興味深いシナジーの可能性があるという(PowerAppsは、企業ユーザーによるモバイルアプリ構築を目的としたMicrosoftの新しいサービスだ)。

 Teper氏とチームは2016年に他にどういったことを考えているのだろうか?

 同氏は、「SharePoint Server 2016」のリリースが依然として「春の早い頃」になるだろうと述べている。SharePointのこの6番目のリリースについて同氏は、「開発したほとんどすべてのコードは本番環境上の3万7000〜3万8000台に及ぶMicrosoft Office 365サーバ上で稼働している」と述べるとともに、「アップグレードのような新しいコードもあるが、SharePointのコードの95%(オンプレミス向けリリースにも含まれる)は、既に数千万人のユーザーによって使用されている」と述べた。

 またTeper氏は、オンプレミスとクラウドというハイブリッドのシナリオをサポートすることが「SharePoint 2016」で力を注いでいる点だと繰り返した。同氏によると、OneDrive for Businessはクラウド上で稼働しているため、ハイブリッド環境というものはクラウドへの移行に向けて「人々を解き放つ」ための鍵になるのだという。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    【講演資料】Sentinel運用デモ-- ログ収集から脅威の検知・対処まで画面を使って解説します

  2. セキュリティ

    SASEのすべてを1冊で理解、ユースケース、ネットワーキング機能、セキュリティ機能、10の利点

  3. ビジネスアプリケーション

    北海道庁、コロナワクチン接種の予約受付から結果登録まで一気通貫したワークフローを2週間で構築

  4. セキュリティ

    Sentinel運用デモ-- ログ収集から脅威の検知・対処まで画面を使って解説します

  5. セキュリティ

    セキュアなテレワーク推進に欠かせない「ゼロトラスト」、実装で重要な7項目と具体的な対処法

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]