Teper氏のチームが「Microsoft Graph」関連で行っていることも目が離せない。Microsoft Graphは以前は「Office Graph」として知られていた統合APIだ。同氏によると、2016年にはMicrosoft Graphの「見た目が本当にポップになる」という。Microsoftの目標は、OneDriveおよびSharePointチームによって、Microsoft Graph上に構築されている「Delve」、そしてOneDriveの統合をよりシームレスなものにすることだ。
最後に筆者は、1年前にOneDriveから削除されたスマートファイルのプレースホルダに代わる機能がいつどのように提供されるのかについて尋ねた。
Teper氏は、同社の他の幹部らと同様に、現時点でOneDriveの選択的同期機能が「人々の望んでいるシナリオの一部」を提供していると述べた。しかしそのうえで同氏は、プレースホルダが「たいていの場合は問題なく機能していたとはいえ、Windowsのファイルシステムとは統合されていなかったため、一部のアプリやAPI、コマンドラインツールが期待通りに動作しなかった」という点にあらためて言及した。そして、こういった機能がUIレベルではなく、ファイルシステムレベルで実装されるべきだったと続けた。
Teper氏によると、同氏のチームはWindowsチームとともに作業を続け、「Windows 8.1」のプレースホルダーテクノロジに代わるものを実現しようとしているという。しかし、いつ「Windows 10」ユーザーがその新テクノロジを利用できるようになるのかといったスケジュールに関して、同氏は明かしてくれなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。