IT企業の年頭所感

デジタル変革の波に乗り遅れるな--年頭所感に見る2016年のゆくえ(2) - (page 4)

山田竜司 (編集部)

2016-01-04 15:36

日本オラクル 取締役代表執行役社長兼CEO 杉原博茂氏


日本オラクル 取締役代表執行役社長兼CEO 杉原博茂氏

 日本オラクルにとって2015年は、創立30周年を迎え、『第二創業期』へとさらなる飛躍を決意した年でした。「オラクル・クラウドのちから・POCO (The Power of Cloud by Oracle)」をキーワードに掲げ、デジタル・ディスラプションの時代に未来志向のイノベーションを推進するお客様を支える取り組みを立ち上げました。今年は「クラウド・ビッグバン」の年とし、日本企業のデジタル革新をけん引してまいります。

 クラウド・ビジネスの拡大に向け、「Oracle Cloud」のSaaS(Software as Service)事業の柱として、マーケティング、人材管理、ERP・EPM、カスタマーサービス、営業支援の5つの業務領域に特化した組織を構築し、順調に新規顧客を獲得しています。また、「Oracle Database」やJava、IoT、Big Dataといった広く普及するデータベースや開発基盤をクラウドで提供するPaaS (Platform as a Service)「Oracle Cloud Platform」を展開し、30種類以上の同サービス群の提供を開始しました。2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会までに「ナンバーワン クラウドカンパニー」になることを目標とする「VISION 2020」への具体的な施策を着実に実行しています。

 また、オンプレミスで展開するプライベート・クラウド技術基盤として、「コンバージド・インフラストラクチャ戦略」を発表しました。オラクルが保有するプロセッサ、ストレージ、ネットワーク、サーバ、ソフトウェアの各製品が有機的に結合・結束し、セキュリティを担保しながら一元的な監視・管理を実現し、単一の窓口でサポートを受けることができます。これにより急速なクラウドシフトを技術基盤の側面からも支援し、安全・安心なクラウド環境を顧客に提供します。

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