IT企業の年頭所感

デジタル変革の波に乗り遅れるな--年頭所感に見る2016年のゆくえ(2) - (page 8)

山田竜司 (編集部)

2016-01-04 15:36

レッドハット 代表取締役社長 望月 弘一氏

レッドハットの望月弘一 代表取締役社長
レッドハット 代表取締役社長 望月弘一氏

 ここ数年の世界の企業の動きを見ると、特にオープンソースが企業のビジネスモデル自体を変革している事例が目立ちます。特に、昨年から今年にかけて日本および世界の国々においてオープンソースがビジネスイノベーションをドライブする傾向が顕著になっています。また、企業におけるオープンソース活用の目的も、これまではコストの最適化、基幹システムの機能補完が中心でしたが、昨今、これらに加えて、その充実した機能や堅牢性、または導入のスピード・容易性などが中心となってきました。オープンソースを長年けん引してきた弊社に対する顧客からの期待もさらに高まり、われわれが活躍できる場はますます大きくなっていると感じています。

 レッドハットはここ数年間で、Linux中心から、クラウド、ITマネージメント、アプリケーションプラットフォームにおけるソリューションポートフォリオを拡充し、企業ITで活用いただける分野が飛躍的に広がりました。

 2016年、レッドハットは”Client as the center of universe”をモットーに顧客第一主義を原点として、こうしたクラウド、ITマネージメント、アプリケーションプラットフォーム分野における新たなソリューションを駆使し、製品の提供のみにとどまらず、企業におけるオープンソース技術を活用したビジネスイノベーションへのご支援をさせていただきます。そのためにも、オンプレミスおよびオープンハイブリッドクラウド分野におけるパートナー企業様とのエコシステム拡張、業種別の顧客支援、サービスメニューの充実を進めてまいります。また、もう一つの注力分野は、働く社員にとってのレッドハットの企業価値を上げていくことです。毎日顧客のために仕事を遂行する社員一人一人が、日々自信を持って仕事ができる環境を準備し、忙しい中にも充実感を感じられることはとても重要です。「社員が誇りを持ち達成感を感じられる」を大切にしていきたいと考えています。

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