ソフトバンクは2015年12月24日、セキュアなデスクトップ環境をクラウド型で提供する「ホワイトクラウド デスクトップサービス」において、オールフラッシュストレージを基盤に採用した新サービスを同日より開始すると発表した。
仮想デスクトップのレスポンスを向上させ、従来のハードディスク基盤サービスと同等の価格で提供する。初期費用は税別6万円、月額費用は100仮想デスクトップパックで同28万円(仮想デスクトップ1台あたり2800円、最低利用期間1カ月の場合)。
同社では、自社の仮想デスクトップの運用を従来のハードディスクに替えて、オールフラッシュストレージを採用し検証する中で、データの処理速度の著しい向上や動作遅延の発生を最小限に抑えることを確認した。
今回、この運用実績とノウハウを生かし「ホワイトクラウド デスクトップサービス」でも、オールフラッシュストレージを採用した基盤で快適な仮想デスクトップ環境を提供することとした。
同サービスの特徴は以下の通り。
- 信頼性、可用性を配慮したオールフラッシュストレージによる動作遅延リスク低減
- ハードディスク基盤のセキュリティパッチ配信時のストレージレイテンシ(遅延時間)は約30ms
- オールフラッシュストレージ基盤のセキュリティパッチ配信時のストレージレイテンシは約0.3ms
サービスにはPure Storage製オールフラッシュストレージを採用した。
ピュア・ストレージ・ジャパン代表取締役 山田秀樹氏は、以下のようにコメントしている。
「高速I/Oによるユーザビリティーを向上させると同時に、より高性能で付加価値の高いサービスをソフトバンクが従来のディスクストレージ並みの価格で提供することに貢献できると確信しています」