スカイコムは1月5日、マルチタスク処理を施した大量文書の高速自動PDF生成エンジンとシステムインテグレーター(SIer)向けのソフトウェア開発キット(SDK)をセットにした「SkyPDF Server MT 2016」の販売を開始した。
同製品は、マルチスレッド型の高速自動PDF生成エンジンと「SkyPDF MT SDK(Writer Lib)」「SkyPDF MT SDK(File Lib)」「SkyPDF Writer SDK」の3つのSDKをセットにしている(いずれも32ビット版と64ビット版を同梱)。帳票システムなどのアプリケーションと連動したPDF生成を目的として、PDF生成エンジンをより詳細にコントロールしたい開発者向けとしている。主な特徴は以下の通り。
- 出力方法の改善で生成するPDFを軽量化
- 独自技術によるPDF生成の並列処理でサーバの性能を最大限に発揮
- 従来のRSA暗号に加えAES暗号にも対応し、セキュリティをより強化
- 通常の印刷操作と同じ手順でPDFを生成可能
Writer Libは、SkyPDF Server MT 2016でのページ設定や圧縮オプション、フォントの埋め込み、セキュリティ、すかし、PDF/Aなどの印刷設定を制御するSDK。File Libは、できあがったPDFファイルに対して操作や署名を追加など編集するSDK。Writer SDKは、PDF生成時にWordのしおり、Excelのシート名、PowerPointのスライド名を内部解析し、PDFのしおりとして自動生成する。
概念図(スカイコム提供)