トランスコスモスは1月6日、実店舗のアクセスクーポン利用履歴やアプリの閲覧履歴などのデータを活用したターゲティング広告の配信を開始したと発表した。
自社アプリの定期利用者とプロファイルが似ているユーザーを対象に、新規のアプリダウンロードを促進する広告などを配信する。アプリをダウンロードしたものの使用頻度の低いユーザーへのアプリ利用促進広告、 クーポンを閲覧しただけの未使用者への来店促進広告など、 ユーザーのオンラインとオフラインの行動履歴に合わせた最適な広告コンテンツの配信を可能にする。
システムでは、トランスコスモスの子会社であるLeonisのオムニチャネルマーケティングツール「OFFERs」と、 フリークアウトが提供するプライベートDMP「MOTHER」とDSP「FreakOut」を連携させる。
OFFERsと、MOTHERおよびFreakOutが連携することで、OFFERsで取得するオフライン系データ(実店舗への来店やクーポン利用の履歴、イベントへの来場状況、アプリの起動・ページビュー・購入履歴など)をMOTHERに蓄積されたオンライン系データ(ウェブサイト上の行動履歴、外部オーディエンスデータなど)と統合し、FreakOut上で活用する。これにより、各人にパーソナライズした広告の配信が可能になるとのこと。
国内のスマートフォン普及率やスマートフォン利用時間が大幅に伸び、 オンラインだけでなくオフラインのデータ取得機会も増えており、自社のユーザーに合わせたマーケティング施策を実現する可能性が広がっていることが、取り組みの背景にある。