Oracleは米国時間1月5日、AddThisを買収する契約を締結したと発表した。AddThisは、ソーシャルメディアとパブリッシャーを結びつけるための共有ボタンに関するサービスで知られている企業だ。
Oracleによると、AddThisによって「Oracle Data Cloud」がさらに強化されるという。AddThisは1500万のウェブサイトを網羅し、月間19億人にのぼるユニークユーザーによるコンテンツエンゲージメントを追跡することで生み出される、毎月900万ペタバイトにも達するデータセットを有していた。
AddThisは、さまざまなブランドや広告代理店によって、オーディエンスの発見やセグメンテーションのほか、国際的なオーディエンスへのリーチに利用されており、AOLや米Yahoo、Googleとデータパートナーの関係を築いていた。AddThisは既にOracleのData Cloudに組み込まれている。
買収の金銭的条件は明らかにされていないが、TechCrunchの報道によると買収金額は1億~2億ドルだったという。
Oracleは、同社のData Cloudが最も成長著しいサービスの1つだと述べている。同社の目標は、マーケティング分野での自社の取り組みを、AddThisのデータや専門性によって強化することにある。BlueKaiやCollective Intellect、Eloqua、Responsysといったクラウド関連企業の買収の多くも、マーケティングに軸足を置いたものとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。