ベネッセコーポレーションは、通信教育事業で取り組んでいるオンラインレッスンに向け、教育コースの全ラインアップで汎用的に利用可能な映像コミュニケーションインフラを導入した。サービスを提供したブイキューブが1月13日に発表した。
ベネッセでは、学習スタイルの多様化に対応していくため、0~18歳までを対象とした通信教育事業において、これまでの自習型教育に加えて講師と生徒を結んだオンラインレッスンの提供に取り組んできた。
これまで同社では、一部の教育コースでオンラインレッスンを実現する仕組みを導入してきたが、それらの仕組みでは拡張性に課題があったほか、機能面での課題を抱えていたという。
そこで今回、オンラインレッスンの提供拡大を見据えて、開発効率と生徒の利便性の両面を向上し、教育コースの全ラインアップで汎用的に利用できる、統一されたオンライン教育システム基盤の構築を検討した。
その要素の一つ、オンラインレッスンを支えるビジュアルコミュニケーション分野では、教育事業で必要とされる機能に柔軟に対応できるサービスが求められたため、ブイキューブのサービスウェブ会議システム「V-CUBE」を採用することとなった。
ベネッセがV-CUBEについて評価したのはレッスンの自動録画への対応やレッスンが集中する時間帯に合わせたインフラ強化や、実績といった「教育事業での知見」、PCやタブレットに加え、独自開発の学習用タブレット端末「チャレンジパッド」でも、受講できるようにした「マルチデバイス対応」の機能という。
現在、ベネッセコーポレーションの提供する小学生向けの「Challenge English」コースで、フィリピンの英会話講師と日本の子どもを接続した15分間のマンツーマンオンラインレッスンのインフラとしてV-CUBEが稼働しており、毎月1万人以上の子どもたちが受講していると説明している。
Challenge Englishコースでのオンラインレッスンのイメージ (ブイキューブ提供)