海外コメンタリー

最大の脆弱性はユーザー--エンドポイントのセキュリティを考える - (page 3)

Brian Taylor (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 編集部

2016-01-21 06:15

--「人間の力によるセキュリティ」とはどのようなコンセプトか。

 以前の最高経営責任者(CEO)から聞かされた言葉が、今でも私に影響を与えている。彼女が語ったのは予測分析についてだったが、その内容は「人間の力によるセキュリティ」のコンセプトにも通じるものだ。地球上には、極めて優れた予測分析エンジンがすでに存在している。それは人間の頭脳だ。「人間の力によるセキュリティ」は、人間の頭脳を支援し、その潜在能力を有効活用するというコンセプトだ。

 事象の相関性構築とパターン認識において、人間の頭脳は驚異的な力を秘めている。人間の頭脳が正しい決断を迅速に下せるよう支援するのが、セキュリティ企業である当社の究極的な使命だと考えている。そのためには、まず警告から雑音を除去する必要がある。セキュリティ担当者には、有用な情報だけを、できるだけ多く提供する必要があるからだ。人々の決断の正確性と迅速性を向上させ、新しい問題に取り組めるように支援するのが、当社の目標だ。

--競合他社がひしめく市場において、Ziftenを最も差別化するのはどの点だと考えているか。

 端的に言えば、顧客企業の時間を節約する能力だ。企業において、必要なスキルを持つセキュリティ技術者の数は常に不足している。企業は膨大な警告と誤検出の海で溺れ、複数の分断された情報サイロに振り回され、潜在的な脅威の特定もままならない。たとえ脅威を特定できたとしても、往々にして問題の解決は人力の手作業に頼らざるを得ない。Ziftenのソリューションは、まず適切な情報をダッシュボードに抽出する。このダッシュボードは顧客企業のニーズに合わせてカスタマイズ可能で、本当に必要な情報だけを表示できる。次に、高度なアナリティクスを実行し、解決すべき問題の優先順位を、リスクのスコアに基づいて決定する。そして、当社の知見を活かして顧客企業のセキュリティインフラストラクチャを評価し、現時点の詳細な全体像を描き出す。最後に、顧客企業のポリシーやニーズに基づいて、問題を解決するための自動化されたアクションを準備する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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