プライスウォーターハウスクーパース(PwC)とDMM.comは1月14日、ロボティクス産業での協業を発表した。ロボット開発ベンダーの支援を共同で推進し、法人・企業分野で今後活用が期待されるロボットを安定的に市場に提供しすることが目的という。
両社はロボットの導入や活用を検討する企業に対し、導入の検討から販売、導入、導入時に必要となる顧客管理や業務管理などのシステム開発の分野で提携する。
また、新規ロボットを安定的に市場に提供していくため、ロボット開発ベンダーとの共創プログラム推進でも提携する。ロボット開発に取り組む企業に対し、ロボットに対する市場ニーズを提供し、開発を支援するという。
PwCは、ロボット事業への参入を検討企業に対する支援や、ロボットの導入、関連ソフトウェア開発を支援するサービスなど、企業の段階に応じて支援する。
DMM.comは、ロボティクス部門である「DMM.make ROBOTS」で培ったロボット開発のノウハウと販売基盤を活用し、ロボット仕様検討や量産販売を支援するとした。
PwCは2015月11月から、ロボットを活用する企業に対し、企画や導入・運用などを支援するコンサルティングサービスを提供している。DMM.make ROBOTSは、コミュニケーションロボットの市場浸透を目指し、2015年4月から世界初のロボットキャリア事業を開始していた。2015年末までに5類類のロボットを自社サイトなどで販売するほか、ハードウェア開発をトータルする総合型モノづくり施設の「DMM.make AKIBA」と連携、ロボット開発事業者をサポートしていると説明している。
協業イメージ(PwC提供)