ほかにも、中小企業がクラウドセキュリティ市場の成長に寄与することを裏付ける調査がある。Odinが公開した2015年の「SMB Cloud Insights」レポートは、2015年の世界SMBクラウド市場規模を987億ドルとしていたが、2018年までに、この市場全体の規模が1589億ドルに拡大すると予測している。
さらに別の調査では、米国の中小企業のおよそ80%が2020年までにクラウドコンピューティングを導入していると予想している。
セキュリティソフトウェア
TMRによると、クラウドセキュリティ市場の成長に寄与する3つ目の要素は、「クラウドセキュリティサービスの利用しやすさ」であるという。もう1つの種類のSaaS、つまりサービスとしてのセキュリティ(Security as a Service)の普及が、企業が自社のクラウド展開を完全に保護することに対するハードルを下げる。
しかしこれは、市場が最大限に成長していることを示すわけではない。このレポートに付属するプレスリリースによると、「クラウドサービスに対して認識不足であり、懐疑的であるという企業の特性が、クラウドセキュリティ市場の成長を抑制している」という。
このレポートはTMRのサイトから入手できる。シングルユーザーライセンスが4795ドルからとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。