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海外コメンタリー

コンシューマーITと企業ITはこうして融合する--2016年の10大トレンド

Scott Matteson (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2016-01-22 06:15

 世界最大級の家電見本市であるCES 2016については米TechRepublicでも幅広く採り上げた。新たなテクノロジや次世代のテクノロジを紹介する同イベントでは、興味深いものから、奇想天外なもの、そして少しばかり珍妙なものに至るまで、さまざまな製品が展示されていた。筆者は、中国の新興企業EHangが開発した1人乗りのドローン「EHang 184」に心を奪われた(そして首を長くして待ち望んでいる)。その一方で、40年後の老化した体を実感させてくれる「ウェアラブル」スーツは奇妙なものに思われた。しかしそれは、筆者が毎朝ベッドから出るたびに実感できているためかもしれない。

筒状に丸められるディスプレイ 筒状に丸められるディスプレイ
提供:Bill Detwiler/TechRepublic

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 CESのCが「Consumer」(コンシューマー)を表しているとはいえ、展示されていたデバイスやガジェットのなかには、明らかに企業での使用も想定したものがあった。例を挙げると、自動運転車や、筒状に丸められるディスプレイ、無線充電テクノロジはいずれも、企業としても使用できるはずだ。

 ここで首をもたげてくる疑問は、コンシューマー向けテクノロジと企業向けテクノロジがいかにして融合を続けていくのかというものだ。以下では、2016年にそういった融合を引き起こす、あるいは引き金になる10のトレンドを解説する。

#1:BYODの普及が進む

 これは簡単に予想できるはずだ。BYODは、勢いを落とすことなくさらに成長していくだろう(米ZDNetの姉妹サイトであるTech Pro Researchによる最近の調査では、企業の72%がBYODを認めている、あるいは認める計画であることが明らかにされている)。企業環境全般においては今後も、個人のデバイスが使われていくはずだ。

 ここで不確実なのは、ウェアラブルデバイス(GPSや、健康/フィットネス/睡眠モニタ、セキュリティ機能を思い浮かべてほしい)やIoTがどのように絡んでくるのかという点だ。これらの分野では、コンシューマー向け製品と企業向け製品それぞれが発展でき、今後は双方が影響し合って発展していくだろう。

#2:仮想現実と拡張現実が軌道に乗る

 2016年のCESでは、仮想現実(VR)および拡張現実(AR)関連の製品が数多く展示されていた。筆者個人としては、メガネ型の製品が鍵となり、コンシューマー環境と企業環境の双方において、探求や制御、物品の追跡などに使用されるようになると考えている。同イベントでは、ビーチのような特定の環境で人々が「顔を合わせられる」ようになるというクールなVRデバイスも展示されていた。これがあれば、次回のチームミーティングが刺激的なものになるに違いない。

VRを体験する様子 VRを体験する様子
提供:Erin Carson/TechRepublic

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 米TechRepublicのErin Carson記者は、VRについて「Immersive Journalism: What Virtual Reality means for the future of storytelling and empathy-casting」(没入感のあるジャーナリズム:将来の報道や共感の醸成において仮想現実はどのような意味を持つのか?)という素晴らしい記事を執筆している。同記事では、視聴者や参加者の間に「理解と共感」を醸成し、ひいては報道対象となる出来事の詳細やそれがもたらす意味をより良く伝えることを目的とした、ジャーナリズムにおけるVRの使用について考察している。この考え方は、コンシューマー向けと企業向けの双方におけるさまざまな分野で適用されるようになるはずだ。

 Facebookの傘下企業であるOculus VRのヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Oculus Rift」はゲームに焦点を当てている。そう聞けば、これはコンシューマー向けの製品だと思うはずだ。しかし、ゲームを手がけている企業も、Oculus Riftを使用した製品をリリースするか、VR分野で何ができるかという洞察を得るためかにかかわらず、この製品を幅広く利用していくことになるはずだ。

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