海外コメンタリー

コンシューマーITと企業ITはこうして融合する--2016年の10大トレンド - (page 4)

Scott Matteson (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2016-01-22 06:15

#10:ドローンの普及が加速する

Parrot DISCO Parrot DISCO
提供:Joshua Goldman/CNET

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 2016年のCESではドローンが至るところで展示されていた。Parrotという企業は「Parrot DISCO」という製品を展示していた。これは自動制御機能を搭載した固定翼機であり、専用プロポやアプリ経由で飛行を制御できる。この他にもYuneecやDJI、3D Robotics、Intel、Qualcommがドローン製品を展示していた。Odyssey Toysはポケットサイズのドローンも展示していた。

 EHangという企業が開発したEHang 184という1人乗りのドローンが展示されていたことは既に述べた(それはこの製品にワクワクしているからだ)。EHANG 184の予定価格は20万〜30万ドルであり、一般的なヘリコプターよりも高価だ。同製品をCESというコンシューマー向けのイベントで展示することで、コンシューマー向けテクノロジと企業向けテクノロジの境界線が曖昧になっているきらいはあるが、こういった製品は1%のコンシューマーに向けたものと言えるのかもしれない。

最後の予想

 ビデオゲームは、社交性に問題を抱えている内向的で無精な人々のホビーというレッテルを返上することになるだろう。今日のビデオゲームは、もはやエコシステムと呼べるものになっている。これはチームワークと協力、戦略、情熱的な献身を必要とする複雑な環境なのだ。プレイヤーはもはやプロジェクト管理を実践していると言ってもよいだろう(もっともゲームにもよるが)。

 IT企業における採用面接担当者としての筆者の経験だが、ある日筆者のもとにやってきた採用希望者が、自分はビデオゲームの熱烈な愛好者であると語るとともに、テクノロジに対する自らの情熱はゲームに由来するものだと主張した。筆者はその考え方に100%同意している。ゲーマーは、ゲームを支えるテクノロジのインフラと、その考え方を理解しているケースが多いため、どちらかと言えばゲーマーを雇用した方がよいとすら考えている。このため、仕事の場でもゲーマーというレッテルを貼られることを恐れないようにしてほしい。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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