ダメなパスワード、2015年版ランキングが公開--スターウォーズ用語も

Zack Whittaker (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-01-21 11:53

 2015年にインターネット上で最もよく使われていたパスワードのトップは「123456」だった。このパスワードを使っているユーザーの多さを考えた場合、悲しいことにこれは驚くべきニュースとは言えないのかもしれない。

 2位と3位はそれぞれ「password」と「12345678」だった。これを見る限り、人はもはや考えることを放棄しているようだ。

ダメなパスワード
※クリックすると拡大画像が見られます

 セキュリティ関連製品を開発する企業SplashDataは、2015年に流出した200万件を超えるパスワードのうち、最もよく使われていたものを分析した。その結果、明らかになった傾向の1つは、パスワードを長くすれば安全になるわけではないということだ。同社が発表した2015年のランキングにも、そういったパスワードが複数含まれている。

 傾向の詳細をつかむには、前年にランクインしている一部のパスワードの順位がどれだけ上がっているのかを見るのが一番だろう。

 2015年にランクインしているパスワードの多くは、前年のランキングにも登場しており、そのなかでも「football」や「master」といった辞書に載っている単語や「qwerty」は順位を上げている。

 また、2015年に新たにランクインしたダメなパスワードには「welcome」や「login」といったものがある。

 しかし、パスワードの選択がいかにポップカルチャーやモダンカルチャーによって左右されるのかという実態も明らかになっている。「スターウォーズ」シリーズの最新作が公開される運びとなったことで、新たに「princess」や「solo」「starwars」がランクインしていることは驚くに値しないだろう。

 もしスターウォーズ関係のパスワードを使いたいのであれば、「M@y tH3 f0Rc£ B€ w1tH y0U」(編集部注:同映画の名言「May the force be with you(フォースと共にあれ、の意)」をハッカー語で表記したもの)のような、もっと複雑なものにしておく方がよいだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]