RightScaleは米国時間1月21日、企業のパブリッククラウドサービス導入時の意思決定を支援する、クラウドサービスの無料比較ツールを公開した。
企業はコンピュートやストレージの拡充、およびワークロードの低減のために複数のパブリッククラウドを組み合わせるようになってきている。このツールは、そういった企業の支援を目的としている。
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RightScaleは、セルフサービスポータルやクラウド管理スイート、最適化に向けたコスト予測の分析サービスなどを提供している。同ツールはオンラインで公開されており、将来的には同社の製品スイート上でも利用できるようになるという。
現時点で比較対象となっているのは、Amazon Web Services(AWS)のクラウドと、「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform」、IBMの「SoftLayer」という4つのハイパースケールクラウドだ。このツールで比較できる項目はカテゴリ毎にまとめられており、「Basics」(基本)カテゴリ(仮想マシン(VM)のサイズや、サービスレベル合意書(SLA)、サポートOSなど)のほか、「Core Services」(コアサービス)や「Database Services」(データベースサービス)、「Additional Services」(追加サービス)というカテゴリの項目が画面右側のペインから比較できるようになっている。
また、左側のペインからはセキュリティ関係の認証やサービス対象国のほか、機械学習(ML)からストリームデータ処理、IoTに至るまでのさまざまなアプリケーションサービスも指定できるようになっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。