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日本株展望

米景気も息切れか--製造業が低調、非製造業は好調

ZDNet Japan Staff

2016-01-26 11:24

 1月25日の日経平均は前日比152円高の1万7110円だった。先週22日の941円高の勢いを引き継いで上昇して始まったが、戻り売りに押される局面もあり、気迷いが残る展開だった。「また産油国の大口売りが出ないか」という警戒感が残っている印象だ。

 25日の米国市場ではWTI原油先物、NYダウが下がり、CME日経平均先物は1万6840円まで下落している。26日の日経平均は反落が見込まれる。

 最近、米景気が悪化する不安が語られるようになった。楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、米景気は堅調を維持すると考えているという。その理由を解説する。

日経平均25日の値動き

日経平均25日の値動き

米国で製造業の景況が悪化

 米景気は堅調だが、好調なのは非製造業で、製造業の景況は悪化しつつある。ドル高が続いたことから輸出産業が不振だ。

 原油急落によって、石油関連産業も不振だ。1月4日に発表された12月のISM製造業景況指数が、景況判断の分かれ目である50を2カ月連続で下回ったことから、製造業不振にスポットライトが当たった。

米ISM製造業・非製造業景況指数の推移:2014年1月~2015年12月

(出所:米ISM供給管理公社より楽天証券経済研究所が作成)
(出所:米ISM供給管理公社より楽天証券経済研究所が作成)

非製造業が強いので米景気は堅調を維持

 製造業景況がこれだけ弱いと、製造業が経済に占める比率の高い日本では景気後退寸前だ。ところが、アメリカは異なる。アメリカでは50年以上前から少しずつ製造業の空洞化が進み、製造業が経済全体に及ぼす影響が日本ほど大きくない。

 上場株式の時価総額に占める産業別比率を見ると、米国はIT産業と金融業が大きく、製造業は相対的に小さくなっている。つまり、米国はすでに第3次産業(IT産業、サービス産業、金融業など)中心に成長する経済構造に転換しているといえる。製造業が悪くても、サービス業が好調ならば雇用改善が続き、米FRBが「利上げが適当」と判断するほど景気は良くなるわけだ。

米雇用統計:2014年1月~2015年12月

(出所:米労働省)
(出所:米労働省)

 米国在住アナリストによると、サービス産業や消費関連産業の景況は、かつて経験したことのないほど良い状態になっているそうだ。窪田氏は、米国内で安価なシェールガスとシェールオイルが大量に生産できるようになった「シェール革命」の効果が持続していると判断しているという。

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