SCSKは1月26日、KSKが開発したマルチデバイス対応のウェブサイト構築と運用が容易になるというミドルウェア「pronel(プロネル) 1.0」の提供を同製品の総代理店として1月18日から開始したと発表した。
スマートフォンやタブレットの普及に伴ってマルチデバイス対応のウェブサイト構築のニーズが高まっており、その構築ノウハウが求められている。pronelは、HTMLやCSS、JavaScriptなどで構築されたウェブサイトをあらゆるスマートデバイスの画面サイズにあわせて表示できる。
pronelの接続イメージ(SCSK提供)
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pronelは、標準技術のHTMLやCSS、JavaScriptで構成されたウェブサイトであれば、スマートフォン用、PC用などすでに運用しているサイトを流用した開発が可能。開発と稼働後の運用工数を最大50%削減できるという。
OSはもちろんブラウザの種類までも識別して、機種ごとに違った操作性を追求可能と説明。ユーザーエクスペリエンスをより高めたデザインのウェブサイトを構築して顧客へ提供できるとしている。
PC用のウェブサイトをベースにしたコンテンツとした場合でも、画面サイズが大きく異なるスマートフォンなどへ向けたウェブサイトを提供できる。国内発売機種だけではなく、iOSやAndroid、WindowsのOSが標準搭載された海外発売端末にも対応可能となっている。
pronelの対応範囲
SCSKは、pronelの総代理店として、同製品の取り扱い、導入支援サービスを提供する。製品の導入に際しては、SCSKがプロジェクト統括とITインフラ構築を担当し、KSKがサイト開発から運用開始後の製品操作方法を含めた効率的なサイト改修方法のレクチャーまで担当する体制での提供も可能としている。
pronelを開発した、KSKのフレックス・ファーム ビジネスユニットは、2000年のiモードサービス開始以来、携帯電話向けアプリケーションの開発や運用を支援するビジネスを展開。全機種対応モバイルサイト変換ミドルウェア「x-Servlet」、スマートフォン最適化サイト構築ソリューション「x-fit」、スマートフォンや携帯電話の全機種を対象とした実機検証サービスなどを提供している。