アシスト、Hadoop組み合わせたデータクレンジング製品--ETL処理を高速化

NO BUDGET

2016-01-29 07:30

 アシストは1月28日、データウェアハウスを最適化するデータクレンジングパッケージ「ビッグデータ・クレンジングパッケージ」を提供開始した。Hadoopディストリビューション「MapR Enterprise Edition(M5)」を基盤とし、日本ヒューレット・パッカードのx86サーバ「HP ProLiant DL」シリーズ、ETLツール「Syncsort DMX-h」に各種技術支援サービスを組み合わせたもの。

 ビッグデータの活用では、データウェアハウスの構築、運用にかかる工数のうち70~80%は、データ収集や加工といったデータクレンジングに費やされる。ビッグデータ・クレンジングパッケージは、GUIによる直観的な操作でデータクレンジング処理を開発することで、作業コストを低減できるようになった。

ビッグデータ・クレンジングパッケージの概要図
ビッグデータ・クレンジングパッケージの概要図(アシスト提供)

 また、スケーラブルな分散環境に対応した高速ETL処理により、処理コストを低減できる。さらにMapR Enterprise Edition(M5)と汎用サーバをSDS(Software Defined Storage)として活用することで、データベースのライセンスコストとストレージコストを低減する。

 アシストでは同製品の2016年12月末までの販売目標として15社の導入を見込んでいる。

 また、同社ではビッグデータ・クレンジングパッケージの提供開始にあわせ、MapR版Syncsort DMX-h Sandbox(トライアルキット)のダウンロード提供を2016年1月21日から開始している。これは、Syncsort DMX-hとMapRを同梱したVMWare Player用仮想マシン。Hadoop上でビッグデータをクレンジングするためのETL処理の開発と実行を体験できる。

 Syncsort DMX-hのすべての機能を30日間無償で使用可能で、自社のデータ処理ニーズに合わせたジョブの作成についても、ノンプログラミング&ノンチューニングで容易に開発できる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]