UPDATE Googleを傘下に置く親会社Alphabetは米国時間2月1日、第4四半期決算(12月31日締め)を発表した。
純利益は49億2300万ドル、1株あたり7.06ドルだった。連結売上高は前年同期比18%増の213億2900万ドル、非GAAP利益は1株あたり8.67ドルだった。
ウォール街の予測は、売上高207億7000万ドル、1株あたり利益8.10ドルだった。
AlphabetとGoogleの最高財務責任者(CFO)を務めるRuth Porat氏は、予測を上回る業績の主な理由として、モバイル検索やYouTubeなどのデジタル広告ストリームを挙げた。
「GoogleとOther Bets(その他)の全体にわたって、技術を利用して多くの人々の生活を改善する機会があることに心を躍らせている」とPorat氏は決算報告書に記し、Google製品と、現在「Other Bets」の下にまとめられているより革新的なムーンショットプロジェクトとの区別を強調した。
Googleの第4四半期売上高(エンタープライズクラウド、ソフトウェア、およびデータ管理製品を含む)は前年同期比18%増の211億7800万ドルだった。
Alphabetのヘルスケア関連の取り組みや、自律走行車などの長期的なプロジェクトを含むOther Bets部門は、2015年通年の売上高が4億4800万ドル、営業損失が35億ドルとなった。
その他の部分でもAlphabetは成長を見せた。例えば、2015年12月末時点の従業員数は6万1814人で、2014年末の5万3600人から増加した。
Gmailも、四半期決算発表後の電話会議で存在感を示した。Google検索や「Android」「Maps」「Chrome」「YouTube」「Google Play」に続き、クラウドベースの電子メールサービスであるGmailのユーザー数は第4四半期に10億人を突破した。
Sundar Pichai氏は、「もちろん、これらのサービスはいずれも非常に人気が高く、モバイルで急速に成長し続けている」と述べた。
ウォール街は第1四半期の見通しについて、2016年は緩やかにスタートすると見ており、売上高を199億2000万ドル、非GAAP利益を1株あたり7.83ドルと予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。