Microsoftは2015年秋、「Windows Server」向けに顧客がライセンスを持ち込むBYOL(Bring Your Own License)オプションを提供する予定を明らかにしていた。そして米国時間2月1日、MicrosoftのSoftware Assuranceを利用するWindows Serverライセンス顧客は、新しいサービス「Azure Hybrid Use Benefit(HUB)」を利用できるようになった(Licensing School UKがAHUについて分かりやすく解説している)。
HUBを利用してユーザーは、Azure仮想マシン(VM)を調達し、既存のWindows Serverライセンスを割り当てることができる。Licensing Schoolによると、Windows Server Datacenterライセンス保有者は、Azureの仮想マシンだけでなく、オンプレミスの仮想マシンにも割り当てることができるようだ。Standardライセンスの場合は、オンプレミスかAzureか実装先を選択する必要がある。
単一プロセッサベースのWindows Serverライセンスで、Azureで最大16コア分のWindows Serverを利用できる。
Microsoftは2015年、Windows Enterpriseの顧客がWindows 10の「Current Branch for Business」をAzureで動かせるようにするとも述べていた。これについては現時点ではまだ実現していないようだ。
ユーザーはWindows 7とWindows 8.1をAzureの仮想マシンで動かすことができるが、これは開発とテスト用途のみとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。