富士通マーケティング(FJM)は、中堅中小向けクラウドサービス「AZCLOUD IaaS」を強化し、マネージドIaaS「FUJITSU Cloud AZCLOUD IaaS Type-K」の提供を2月1日から開始した。標準提供メニューは初期導入費用はゼロ円、税別の月額利用料は5万8000円から(別途仮想サーバ料金が必要)。販売目標、中堅中小企業を中心に今後3年間で1000社。
AZCLOUD IaaS Type-Kは、富士通の「FUJITSU Cloud Service K5」にユーザー企業の要望にあわせて導入支援、ネットワーク回線、運用支援、Q&A対応、運用監視のサービスをあわせて提供するカスタマイズ型のマネージドサービス。これらのサービスは標準メニューとして用意されている。
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インターネット通信環境があれば、簡単なヒアリングだけで、システムエンジニア(SE)による導入、設定などの有償作業が不要となり、初期の導入、構築費なしの月額費用のみですぐにクラウドサービスを利用できる。ユーザー企業自身が設定、構築する場合は、必要なサービス部分だけの支援も受けられる。
今回のサービスでは、AZCLOUD IaaSに加えてユーザー企業が所有するオンプレミスのシステムの統合運用監視サービスも標準で提供する。サーバエラー発生時に、統合監視システムから自動的に障害メールで通知するほか、統合監視ポータルでユーザー企業自身もリアルタイムにサーバ情報を把握できる。スマートデバイス対応で外出先からも把握できる。
FUJITSU Cloud Service K5は、ネットワークやサーバ、ストレージなどのハードウェアやサービスにいたるまで全て富士通で提供する国内唯一の純国産のIaaS。クラウドサービス基盤に対する脆弱性診断やモニタリングなどの情報セキュリティ対策実施し、24時間365日体制で運用している。