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日本株展望

裁定買い残の変化--マイナス金利で得をするのは誰か

ZDNet Japan Staff

2016-02-04 10:43

 2月3日の日経平均は、前日比559円安の1万7191円だった。2日の海外市場で、(1)WTI原油先物が下落、(2)欧米株式も下落、(3)1ドル119円台へ円高が進んだことが嫌気された。日銀によるマイナス金利導入がサプライズ(驚き)となって、一時世界的に株が上昇し、円安が進んだが、サプライズ効果は短期間しか続かなかった。

 3日の海外市場ではWTI原油先物が反発したが、1ドル117円台に円高が進んだため、CME日経平均先物は1万7000円に低下している。

 今回は、裁定買い残高の変化と、マイナス金利の影響について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏が解説する。

裁定買い残高は2.2兆円に減少

 東証が3日に発表した1月29日時点の裁定買い残高は2.2兆円で、前週比509億円増加した。1月22日~29日は日経平均の反発局面にあたり、裁定買いが入っていたことから、裁定買い残高は4週ぶりの増加となった。

 ただし、直近のピーク(12月末の3.3兆円)から比べると大幅に減少している。投機筋の日経平均先物の買い建て玉はかなり整理が進んだと考えられる。

日経平均と裁定買い残高の推移:2015年10月1日~2016年2月3日
(裁定買い残高は1月29日まで


(注:東証データより楽天証券経済研究所が作成)

 近年は、裁定買い残高が3.5~4兆円まで増加すると日経平均は天井をつけ、裁定買い残高が1.8~2.6兆円まで減少すると日経平均が底打ちする傾向がある。現在の裁定買い残高は、2.2兆円まで減少しており、裁定買い残高から判断すると、底入れの時期が近づいていると見ることができる。

 ただし、裁定買い残高がどこまで減ったら相場が底を打つかは、その時々で異なる。ここからさらに裁定解消売りが出て、裁定買い残高がさらに大きく減少していく可能性もあります。裁定買い残高の変化は、株価指数先物を売買する投機筋の動向を知る、あくまでも参考材料として見る必要がある。

 詳しい説明をご覧になりたい方は、1月15日のレポート「 裁定買い残高の変化から考える日経平均の下値メド」を参照いただきたい。

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