海外コメンタリー

デルのオープンネットワーキングシステム向けスイッチOS「OS10」--狙いと強み

Keith Townsend (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2016-02-16 06:30

 Dellは最近、スイッチ用OS「Dell Networking OS10」(OS10)を発表した。専用機器におけるハードウェアとソフトウェアの分離というアプローチは、業界初というわけではないが、未来のユースケースとして興味深いものを持っている。

スイッチ用OS「Dell Networking OS10」(OS10)

 従来型のネットワーク機器は少しずつ数を減らしつつある。従来型のネットワーク機器ベンダーは長い間、プロプライエタリなハードウェアとプロプライエタリなソフトウェアを組み合わせることで、最高のパフォーマンスと価値を顧客にもたらせるという姿勢を固持してきた。しかしこの考え方は、徐々にディスアグリゲーテッド(分離)型のモデルに取って代わられつつある。

 Dellは2014年、ハイパーコンバージド市場とソフトウェア定義ネットワーク(SDN)市場への参入を発表した。また最近、Juniper Networksはホワイトボックスハードウェア上や仮想環境上で「Junos OS」を稼働できるようにすると発表した。そして今回Dellも同様の分離アプローチ、すなわちハードウェアプラットフォームに縛られないネットワークOSを発表した。では、このことは実際のところ、Dellの法人顧客にとってどのような意味を持つのだろうか?

DevOpsにおける管理面からの考察

 DellのOS10ネットワークOSは、標準的なLinuxカーネルをベースにしている。標準カーネルの採用によって、LinuxカーネルをベースとするJunos OSと同様の利点をもたらせるようになる。顧客はOS10搭載機器を、他のLinuxディストリビューションと同じ方法で管理できる。また、「Puppet」や「Chef」のようなDevOpsツールもインストールできる。こういったツールを活用することで、ネットワークリソースのプロビジョニングが自動化できるため、ネットワークチームとサーバチームのサイロ化を抑制できるようにもなる。スイッチと他のLinuxノードを同列に扱えるようになるのだ。

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