日本オラクルは2月9日、パートナー企業9社がSaaS型統合基幹業務システム(ERP)「Oracle Enterprise Resource Planning(ERP)Cloud」の導入と拡張を支援する13種類のソリューションを提供したと発表した。同日から利用可能となっている。
13種類のソリューションは、ERP Cloudの短期導入サービスや導入前アセスメントサービスに加え、クラウド型会計財務情報の評価、分析支援ツールの短期導入、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域への進出支援テンプレート、製品企画を支援するクラウドの導入支援サービスなどで構成される。提供されるソリューションは以下の通り。
- 導入サービス
- イデア・コンサルティング=iDEA Cloud Service 経理業務支援Pack
- インフォシスリミテッド=Oracle ERP Cloud固定価格ソリューション
- NS・コンピュータサービス=Financials Cloud(ASEANローカライズ対応)導入サービス、Oracle ERP-Oracle Cloud連携ソリューション導入サービス
- 新日鉄住金ソリューションズ=オンプレミス-クラウド ハイブリッド型/Oracle E-Business Suiteシステム再構築ソリューション
- TIS=ERP Cloud活用(ハイブリッドERP構築)支援、Financials Cloud導入アセスメントサービス、Reporting Cloud導入アセスメントサービス
- 中本・アンド・アソシエイツ=デジタルスピード経営Essential、アナリティクス経営Essential
- 日本IBM=イノベーション管理プラットフォーム構築ソリューション
- コンサルティングサービス
- R.D.Works=Oracle ERP Cloud導入前アセスメント
- 機能拡張サービス
- SCSK=Oracle ERP Cloud Extension サービス 超高速開発・実行基盤 FastAPP
TechRepublic Japan関連記事:ハイブリッドクラウド座談会
(1)企業ITの行き先を徹底討論する
(2)エンタープライズ×AWSをさまざまな視点で議論
(3)SDNやDockerは何を変えるのか
(4)アーキテクチャを理解しておく必要がある
(5)IT部門に求められるスキルが変化している
得られるメリットは以下の通り。
- ERP Cloudを短期間で費用を抑えて導入
- オラクルのオンプレミス型ERPを活用するユーザー企業向けにERP Cloudのコンポーネントで会計財務情報の評価分析支援ツール「Oracle Accounting Hub Reporting Cloud」を短期導入
- ERP Cloudを導入するために簡易に影響評価(アセスメント)し、クラウドサービスを効率的に移行、導入
- ASEAN進出のための事前定義済みのテンプレートを提供、短期間で低コストに実装可能
- SaaS型のサプライチェーン管理システム(SCM)「Oracle Supply Chain Management(SCM) Cloud」のコンポーネントであり、製品企画を支援する「Oracle Innovation Management Cloud」を効果的に導入