VMwareは米国時間2月9日、「VMware Workspace ONE」というエンドユーザー向けアプリの発表とともに、「VMware Horizon 7」と「VMware Horizon Air」への新機能の追加を発表した。Workspace ONEは、従業員の持つデバイスや、その用途の公私を使い分けるという、デバイスの「ハイブリッド化」を実現する製品だ。
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VMwareのエンドユーザーコンピューティング担当ゼネラルマネージャーであるSumit Dhawan氏によると、同社はデバイスやテクノロジ(エンタープライズモビリティ管理や仮想デスクトップ、コンテンツ管理、モバイルデバイス管理など)によってサイロ化されることのない、モバイルアプリ向けツールの開発に取り組んでいるという。
Dhawan氏によると、Workspace ONEはコンシューマー向けアプリのシンプルさと、企業のポリシーやセキュリティの溝を埋める製品だという。このアプリケーションには、セルフサービス型のアクセスやデバイスの選択、条件付きアクセス、自動化といった機能のほか、生産性ツールも含まれる。

またWorkspace ONEには、アプリによる動的VPN接続機能や、「VMware NSX」のソフトウェア定義ネットワークプラットフォームとの統合機能、使用状況の分析機能も含まれる。
Workspace ONEは、あらゆるデバイス上でツールを組み合わせられるアプリカタログの実現を主な目標にしているようだ。

また同社は、Horizon 7のアップデートと、Horizon Airへのハイブリッドモードの追加も発表した。要点を述べると、Horizon 7ではデスクトップやアプリのプライベートクラウドからの配備機能が提供され、Horizon Airはそのパブリッククラウド版が提供されるということになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。