NECは2月12日、英Bristol市のスマートシティプロジェクトを推進する企業Bristol Is Open(BIO)とパートナーシップを締結したと発表した。
Bristol市は英国内で8番目に人口の多い中核都市で、BIOは、Bristol市とBristol大学が設立したジョイントベンチャー。英国の先進的なスマートシティプロジェクトの1つとして、スマートシティ関連のサービス創造を目指している。
同プロジェクトでは、渋滞緩和などの交通領域、廃棄物管理、エンターテインメント、エネルギー供給管理など、幅広いサービスの展開が期待されている。
BIOはBristol市内に、SDNやIoT(Internet of Things)、ビッグデータなどの技術を用いたスマートシティ基盤を構築し、そこから取得できる各種の都市データをパートナーが閲覧できるようにする。パートナーは都市の諸問題を解決するソフトウェア開発などに着手する。
NECはBIOの基盤構築に、SDN製品、超小型無線通信システム「iPasolink」、LTE基地局などをBIOに提供している。また、同基盤を用いて、SDN、5G、IoTなどスマートシティの実現に役立つ技術をBIOとともに実証していく。