「Azure」ベースのブロックチェーンサービス--取り組み進めるマイクロソフト

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2016年02月17日 10時48分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IBMが自社のアプリとサービスでのブロックチェーン技術の利用に向けて取り組んでいるが、Microsoftも「Azure」クラウドサービスでブロックチェーンの取り組みを進めている。

 ブロックチェーンは暗号通貨のBitcoinを支える技術だ。だが、それ以上の可能性を秘めている。ブロックチェーンは、暗号通貨だけでなく、他の記録についても完全な取引履歴を保存できる分散、共有型レッジャー(元帳)だ。そのため、銀行や金融関連を中心に多数の企業がブロックチェーンに関心を持っている。(ブロックチェーン技術は著作権とIP、デジタル契約管理、雇用記録などでも利用できると言われている)。

 Microsoftは「Azure Blockchain as a Service(BaaS)」としてこの分野に進出しており、2015年11月にConsenSysと提携して、「Ethereum Blockchain as a Service(EBaaS)」を発表した。現在、マーケットプレイスでパッケージ化したBaaSを提供している(Go Ethereum on UbuntuVM running BLockApps STRATO)。

 最近の動きとしては、C++ Ethereumクライアントのテストを行い、現在Windows Server上でのEthereumの提供に向けて取り組んでいるという。Microsoftはまた、暗号レッジャーソフトウェアのRippleとも協業し、UBSやCredit Suisseなど11の銀行とブロックチェーンが関連した実証実験を行ったという。

 Microsoftは2016年1月下旬、Azureの「DevTest Labs」のラボ環境のプレビューを公開している。ブロックチェーンが関連したサービスとパートナーは仮想マシンからブロックチェーン技術を切り離すことができる。

 Azure BaaSの短期的な目標は、認定されたブロックチェーンマーケットを2016年春までに導入することだ。一部の限定的な企業を選ぶというより、さまざまなタイプのブロックチェーンパートナーを加えることにフォーカスしているという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算