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日本株展望

年末の日経平均予想を下方修正

ZDNet Japan Staff

2016-02-24 10:55

 2016年末の日経平均予想レンジを引き下げる。楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、年初には、年末に2万~2万3000円の範囲まで上昇すると予想していた。

 今回、1万8000~2万1000円と、予想レンジの上限/下限を2000円ずつ引き下げる。円高の進行により、今来期の企業業績の伸びが低くなることが、予想変更の主因だ。

今来期の企業業績予想を修正

 今来期の企業業績見通しを以下の通り、引き下げた。

東証1部上場の3月期決算主要790社(除く金融)経常増益率

(出所:楽天証券経済研究所、IFRS・米国基準採用企業は連結税前利益を経常利益とみなして集計)
(出所:楽天証券経済研究所、IFRS・米国基準採用企業は連結税前利益を経常利益とみなして集計)

 今期(2016年3月期)および来期(2017年3月期)の企業業績予想を下方修正することになった主因は、以下の通りだ。

(1)為替見通しの変更

 年初には、「2016年は1ドル115~125円(平均120円)で推移」と予想していた。今回、「1ドル108-115円(平均112円)で推移」と予想を変更した。今年、米FRBが何回利上げをするかが、ドル円為替レートに大きな影響を与える。

 窪田氏は、年末1回だけ0.25%の追加利上げが実施されると予想しているという。利上げ回数が窪田氏の予想より多ければ、為替は、窪田氏の予想より円安(ドル高)に向かうだろう。ただし、米景気が失速し、利上げが1回もない場合には、さらなる円高が進むリスクがある。

 今期は、期末である3月まで残りわずかなので、円高が企業業績に与える影響はそれほど大きくないが、来期の企業業績には大きなマイナス影響が及ぶ。

(2)原油価格の見通しを変更

 年初には、「2016年はドバイ原油が1バレル40ドルへ反発」と想定されていた。ところが、原油の供給過剰が長期化していることを受け、現在は、「2016年は1バレル30ドルで推移」と予想を修正した。

 原油価格の前提が下がったことで、今期(2016年3月期)の企業業績見通しは引き下げた。高値で仕入れた原料在庫が残っていることによる在庫評価損の発生や、海外の資源権益に減損が発生することが、今期の業績見通しを下げた理由だ。ただし、資源安は、来期の企業業績にはプラス寄与すると考えられる。高値在庫が減少することで、原料安メリットが得られるようになる。

 また、来期に電力料金やガス料金の低下が見込まれることも、プラス寄与する。原発再稼動は予想に織り込んでいない。LNG火力発電の燃料費低下分が電力料金引下げに反映すると見られている。

 来期は、円高による減益効果を、資源安による増益効果でカバーするイメージだ。ただし、原油価格が、1バレル20ドルに向けて下落する場合は、来期の企業業績見通しをさらに下げる必要が生じる。原油安は、長期的に日本経済にプラスだが、短期的にはマイナス効果が先行する。

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