DellによるEMCの買収手続きの進行に歩調を合わせて、EMCの子会社であるVMwareの役員人事にも変化が起こり始めている。
VMwareは米国時間3月1日、最高執行責任者(COO)を務めるCarl Eschenbach氏が「新たなキャリア機会を追求するために」退任すると発表した。Fortuneは、Eschenbach氏が投資企業Sequoia Capitalのベンチャーキャピタリストになると報じている。
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この動きは、最高財務責任者(CFO)Jonathan Chadwick氏の退任発表(1月26日)に続くものだ。VMwareは同氏の退任発表時に、組織再編の計画も明らかにしていた。同社の現在のCFOは、EMCのCFOであり、AppleやUnited Continentalでの幹部経験もあるZane Rowe氏が務めている。
また、「VMware NSX」事業を率いていたMartin Casado氏はAndreessen Horowitzに移籍している。詰まるところVMwareでは最近、異動のニュースが続いているというわけだ。
Eschenbach氏の職務は複数の幹部に振り分けられることになる。Maurizio Carli氏は世界各国における販売に責任を持つエグゼクティブバイスプレジデントとなる。Carli氏は同社の米国地域を統括していた。Peter McCay氏は米州での事業を引き継ぐ。最高技術責任者(CTO)のRoy O'Farrell氏はカスタマーエクスペリエンスを統括する。エンドユーザーコンピューティング部門を率いるSanjay Poonen氏は、マーケティングとコミュニケーションも率いることになる。
幹部の変更はすべて4月1日付で発効する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。