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日本株展望

日経平均反発続く--内需株への投資アイデア - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2016-03-02 10:48

建設土木株を見直し

 今期(2016年3月期)は、第3四半期(10~12月)決算の発表時点で通期業績見通しを下方修正する企業が続出した。円高進行、中国経済の不振、資源価格急落、AppleのiPhone生産調整を受け、電機、機械、造船、海運、鉄鋼、非鉄、商社などの景気敏感株に業績の下方修正が目立った。

 全般不振の中で今期、複数回にわたり利益予想の上方修正を繰り返しているセクターがある。建設土木セクターだ。

建設土木業主要10社の今期(2016年3月期)経常利益(会社予想)
昨年5月時点の期初予想と現在の予想比較

(注:楽天証券経済研究所が作成)
(注:楽天証券経済研究所が作成)

 建設土木業は、前期(2015年3月期)に高い増益率を達成したが、今期は、人件費や資材費の高騰などで利益が伸び悩む可能性があるとして期初、会社は保守的な業績予想を立てていた。ところが、中間決算が出るころには利益が上振れし、前期並みの高い増益率が達成できる見込みとなってきた。

 建築土木事業の粗利(完成工事総利益率)が予想以上に改善したことが、業績予想を上方修正する主因となっている。人件費の高騰は続いているが、資材費は低下した。また、選別受注ができるようになった効果で、建築単価の上昇も続いている。

2020年まで仕事量は豊富

 東北復興、リニア新幹線工事、東京再開発、五輪準備、国土強靭化など、建設土木関連の仕事は2020年まで山積みだ。建設土木株の収益拡大が2020年頃まで続くことが期待されている。

 問題は、2020年以降、仕事量が頭打ちになると予想されることだ。2020年までの収益環境は良好でも、そこから先、仕事量が減り、再び過当競争に陥る懸念がつきまとう。2020年より先と言えば、まだ4年以上先の話だが、それでも将来いつか利益が頭打ちになるとみなされれば、株価評価が高まらない場合もある。

 窪田氏は、2020年より先のことを議論するのは時期尚早と考えているという。とりあえず、今来期、世界経済に不安がある中で利益モメンタムが相対的に高く、株価収益率(PER)で見て割安な水準に低下した建設土木株の投資魅力は高まっていると考えられる。

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