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Nimble、SANストレージにオールSSD構成--書き込みキャッシュに工夫

日川佳三

2016-03-03 08:30

 Nimble Storage Japanは3月2日、独自のキャッシュ技術で高速化を図ったSANストレージ「Nimble Storage」のラインアップを拡張し、新たにオールフラッシュ構成の「Nimble Storage AF」シリーズを発表した。ソリッドステートドライブ(SSD)とハードディスクドライブ(HDD)のハイブリッド構成の既存の「Nimble Storage CS」シリーズはそのままに、オールフラッシュの選択肢を追加した形だ。

Nimble Storage AFシリーズの外観
Nimble Storage AFシリーズの外観

 Nimble Storageの特徴は大きく2つある。1つは、NVRAM(不揮発性メモリ)をライト(書き込み)キャッシュとして使う独自のキャッシュ技術「CASL(Cache Accelerated Sequential Layout)」。もう1つは、ストレージの稼働監視やサポートをクラウド型で提供する「InfoSight」だ。

 CASLは、SSD/HDDハイブリッド構成のCSシリーズの中核を成す技術。CSシリーズのCASLでは、NVRAMによるライトキャッシュにいったんデータを貯めることで実際にHDDに書き込むデータをシーケンシャル(連続的)なアクセスにする。この際にデータを圧縮する。HDDはランダムアクセスは遅いがシーケンシャルアクセスは速いので、ライトキャッシュが有効な手立てとなる。一方で、リードキャッシュにSSDを使うことで、読み出しを高速化する。

 オールフラッシュ構成のAFシリーズでも、CSシリーズのCASLとは一部機能が異なるが、CASLを利用する。NVRAMのライトキャッシュにいったん書き込みデータを貯めて、SSDがデータを消去する際のブロックの大きさごとにSSDに書き込む。これにより、SSDの高速化や長寿命化が図れる。AFシリーズでは、データを圧縮だけでなく重複排除も行う。リードキャッシュは、オールSSD構成であるため利用しない。

Nimble Storage プロダクトマーケティング責任者 Gavin Cohen氏
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Nimble Storage プロダクトマーケティング責任者 Gavin Cohen氏

監視データをクラウドで収集、将来予測や障害予兆検知

 もう1つの特徴であるクラウド型の運用監視サービスのInfoSightは、CSシリーズとAFシリーズで共通。ユーザ企業に設置したストレージの監視データを5分おきにクラウドに転送し、グラフやチャートで可視化する。

 監視データを自動で分析し、近い将来のストレージ性能や容量を予測する。「問題発生の予兆を検知して通知することで、システムの安定稼働を支援する」と、米本社でプロダクトマーケティング責任者を務めるGavin Cohen氏はアピールする。

 今回の新製品でオールフラッシュ構成のAFシリーズは、4モデルで構成する(図1)。I/O性能と、圧縮や重複排除を経た最大実効容量は、以下の通り。「AF3000」は、IOPSが4万5000、335Tバイト。「AF5000」は、IOPSが10万、680Tバイト。「AF7000」は、IOPSが200万、1190Tバイト。「AF9000」は毎秒のI/Oが250万、2045Tバイト。

 一方、既存製品でSSD/HDDハイブリッド構成のCSシリーズは6モデルで構成する。最下位モデルの「CS210」は、IOPSが1万5000で圧縮率2倍で換算した最大実効容量が140Tバイト。最上位モデルの「CS700」はIOPSが12万5000、892Tバイト。

図1:AFシリーズ4モデルとCSシリーズ6モデルの位置付け
図1:AFシリーズ4モデルとCSシリーズ6モデルの位置付け

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