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日本株展望

米景気は「堅調」の見方広がる--為替・原油先物の値動きには注意

ZDNet Japan Staff

2016-03-07 11:23

 2月29日週の日経平均は、1週間で826円(5.1%)上昇し、1万7014円となった。世界的に、株・原油先物・高金利通貨・ハイイールド債(低信用で高利回りの債券)が一斉に買い戻される「ミニリスクオン」相場となる中、日本株にも買い戻しが続いた。

 これまでの値下がり率が大きかった銘柄ほど、値上がり率が高くなる1週間だった。3月7日週も、乱高下しながら、徐々に下値を切り上げていく展開になると考えられる。

 ただし、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、為替・原油先物に波乱があると、短期的に日本株も売られる可能性があるため注意が必要だという見解を示している。

米景気は「堅調」の見方広がる

 2月29日週は、米景気に重要指標の発表が続いた。2月29日週に発表された2月の指標は、今のところ良好といえる内容だった。一部で米景気も失速する懸念が語られていたが、米景気堅調を確認して安心感が広がった。

 米景気が強過ぎると「米追加利上げ早まる→世界的に株安」の連想が働くが、2月29日週は、「程よく堅調」と見られる内容だった。では、発表された2月の雇用統計と、ISM製造業・非製造業景況感指数を見てみよう。

米雇用統計:非農業部門雇用者増加数(前月比)および完全失業率の推移
2014年1月~2016年2月

(出所:米労働省)
(出所:米労働省)
(出所:米労働省)

 米国の短期的な景況をよく表す指標として注目が高い「非農業部門雇用者増加数」が、2月(速報値)は24万2000人増と、米景気好調と判断できる20万人増を上回っていたことから、安心感が広がった。1月が20万人を下回る17万2000人増で不安視されたが、2月のデータが出て、雇用の改善が続いていることが再確認できる。

 完全失業率も良好な水準だ。失業率は、短期的な景況ではなく、より長期的な米国の雇用情勢を表す。2月は4.9%と1月と同水準で、長期的な失業率の低下が続いていることが確認できる。

米ISM製造業・非製造業景況感指数:2014年1月~2016年2月

(出所:米ISM供給管理公社)
(出所:米ISM供給管理公社)

 米国の製造業景況感指数が、景況判断の分かれ目である50を下回っていることが不安材料となってきた。2月は49.5と、50を下回っているものの改善が見られたため、安心感につながった。好調だった非製造業の景況感指数が、低下傾向であったことも不安材料だったが、2月はほぼ横ばいだった。

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