三菱電機は3月7日、IoT(Internet of Things)を活用し、板金加工向けレーザー加工機のさまざまな情報を収集、蓄積して、遠隔地からリアルタイムで確認、診断する新サービスを4月1日より開始すると発表した。
(三菱電機提供)
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サービス名は「iQ Care Remote4U」。次世代のものづくりを実現するFA統合ソリューションとして、FA技術とIT技術を活用し、開発、生産、保守の全般にわたるトータルコストを削減する提案「e-F@ctory」の提供を2003年から推進している。
提供を開始するiQ Care Remote4Uは、板金加工向けレーザー加工機において、e-F@ctory AllianceパートナーであるNECのIoT技術を活用したサービス。レーザー加工機の生産性向上、ランニングコスト低減などに貢献するとともに、遠隔診断によって保守サービスを向上できるとしている。
サービスの特徴は以下の通り。
ダッシュボード機能により、生産プロセスの改善・ランニングコスト低減に貢献
- 市販のPC、スマートフォン、タブレットで専用ソフトなしにレーザー加工機の稼働情報や加工予測時間などをリアルタイムで確認
- 加工・稼働実績や電力・ガス消費量などをNECのIoTプラットフォームで収集・蓄積し、複数の情報をまとめて表示するとともに、汎用の表計算ソフトに出力することで、生産プロセスの改善・ランニングコスト低減に貢献
リモート診断機能により、保全性を向上
- 通信の安全性を高めたNECのソフトウェアVPNサービスを採用
- 三菱電機のサービスセンターに設置した端末から直接ユーザーのレーザー加工機の状況を遠隔診断して予防保全情報を提供し、故障時にも三菱電機スタッフが迅速に対応
- 三菱電機サービスセンターから、ソフトウェアのバージョンアップや加工条件変更などを実施可能