3月9日の日経平均は、140円安の1万6642円だった。先週末に1万7000円を回復してから戻り待ちの売りが出ている。1ドル=112円台半ばまで円高が進んだことも警戒された。
世界中でリスク資産が一斉に売られる「リスクオフ」局面は終了しつつあり、日本株の下値は徐々に堅くなってくると考えられるという楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。為替・原油先物の動きに注意しつつ、下げた時は少しずつ買い、上げた時は少しずつ売る方針で当面は問題ないという。
今日は、投資の参考銘柄として最高益更新を見込む銘柄を紹介する。
時価総額1兆7000億円以上で今期最高益(会社予想ベース)を見込む企業を抽出
会社が発表している業績予想で、連結営業利益、経常利益、または純利益で最高益更新を見込む銘柄をピックアップした(一時的利益で純利益だけ最高益になる見込みと考えられる銘柄は除外)。
売上高、営業利益、経常利益、純利益で過去最高となる部分を黄色で表示している。決算期別に集計した。
最高益更新を見込む企業の今期売上高、営業利益、経常利益、純利益の前年比変化率(会社予想ベース)
(1)2016年12月期に最高益を見込む4社

(2)2017年2月期に最高益を見込む1社

(3)2016年3月期に最高益を見込む22社

(4)2016年8月期に最高益更新を見込む1社

【注】会社予想が公表されていない部分はNAと表示。時価総額1.7兆円以上で今期業績予想を公表している企業から抽出。楽天証券経済研究所が作成。
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