神奈川銀行は、地方銀行向け勘定系端末ソフト「BeSTAlinc」を新営業店システムで導入。3月10日から全営業店でサービスを開始している。NTTデータが発表した。
BeSTAlincは、勘定系システム「BeSTA」と連携し、営業店における窓口業務や事務をサポートするほか、情報系などの各種サブシステムとの連携が可能。
神奈川銀行では、営業体制の強化、既存店舗の機能強化、組織運営の効率化を狙う。顧客への対応時間を拡大することで、顧客サービスの向上を目指している。
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煩雑な事務作業の流れを営業店端末の画面上に表示することでスピーディで正確な対応が可能になるほか、来店した顧客の取引状況を勘定系ネットワークに接続する端末から照会可能にすることで事務室内の移動や処理待ちの時間を削減する。1回の端末操作で複数の取引を照会できるようにし、残高照会などにかかる時間を短縮する。
伝票や取引画面、確認資料を画像化することで、特定の権限を有した役席者が自席のPCで承認できる。これまでは、行員が手動で営業店端末にソフトウェア更新ファイルを配布していたが、サーバから端末にファイルを配布することによって対応時間の効率化を図る。
営業店端末に新設するバーコード読み取り機で払込書のバーコードを読み取ることで、これまで手入力していた金額、納付期限などの収納情報を自動で入力可能になる。営業店事務におけるミスの削減と処理時間の短縮が見込まれる。