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日本株展望

金融株に短期投資機会?--日銀黒田総裁の発言に注目

ZDNet Japan Staff

2016-03-15 11:24

 3月14日の日経平均は294円高の1万7233円だった。銀行や生命保険などマイナス金利でダメージを受ける懸念で売り込まれた銘柄群の上昇が目立った。金融株に短期投資機会が訪れている可能性がある。

 ただし、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、3月15日の昼ごろに発表される日銀政策決定会合の結果と、15時30分に予定されている黒田日銀総裁の記者会見での発言には注意が必要だという見解を示している。

 マイナス金利を拡大することに積極的と取れる発言があると、再び金融株が売られることになる。マイナス金利の拡大に消極的ととれる発言があれば、金融株のさらなる買い戻しに追い風だ。

金融株が今、買い戻される理由

 以下の2つの理由がある。

(1)これまでの下落率が高かった銘柄ほど、上昇率が高い流れが出ていること

 金融株は下落率が高かったので、リバウンド狙いの買いが入りやすい。

(2)マイナス金利に弊害が多いことがわかりマイナス金利見直しの可能性が出ていること

 ECBドラギ総裁が金利のマイナス幅拡大を打ち止めにすることを示唆。日銀の黒田総裁も、金利のマイナス幅拡大に消極的ととれる発言をすれば、金融株に追い風となる。

金融市場でリターンリバーサルが鮮明に

 金融株の上昇率が高くなっている背景の1つは、マーケット全体の流れだ。急落してきた日経平均が、今ようやく反発局面となっているが、物色において、下げ局面で下落率の高かった銘柄ほど、上昇率が高くなる現象“リターンリバーサル”が鮮明になっている。

 具体的にいうと、足元、下落率の高かった金融株や景気敏感株の上昇率が高くなっている。逆にいうと、医薬品や陸運(電鉄)など下落局面で下落率の小さかった銘柄は、株価上昇率が低くなっている。

 グローバルな金融資産の動きを見ても、同様のリターンリバーサルが見られる。例えば、ブラジルレアル(ブラジルの通貨)やブラジル株など、昨年下落率が高かったものが、足元上昇率が高くなっている。

東証33業種別の騰落率
下落局面(2015年8月10日~2016年2月12日)と反発局面(2016年2月12日~3月14日前引)の比較


【注1】下落局面:日経平均が2万808円であった2015年8月10日から日経平均が1万4952円に下がった2016年2月12日まで
【注2】反発局面:日経平均が1万4952円であった2016年2月12日から日経平均が1万7291円まで上昇した2016年3月14日(前引け)まで

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