「Raspberry Pi 3」は発売時に20万個以上が出荷された。そのうち1つを購入して、この35ドルのコンピュータで何をしようかと考えあぐねている人もいるかもしれない。
この記事では、さらに強化されたRaspberry Pi 3の能力を最大限に引き出す10の使い道を紹介しよう。Raspberry Piシリーズでおなじみのものもあれば、とにかく楽しい使い方もある。

5.メディアセンターを作る
これは従来のPiでも可能だったが、35ドルのコンピュータにしてはかなり気の利いた用途だ。
Raspberry Piをメディアセンターとして利用するとすれば、選択肢は主に「OpenElec」と「OSMC」の2つだ。どちらのシステムにもそれぞれファンがおり、性能や機能は似ているが、見た目やカスタマイズのしやすさが異なる。
どちらも動画や音楽をローカルに保存して再生できるほか、カスタマイズや機能追加をすれば、Amazon PrimeやNetflixのようなサービス上のコンテンツも利用できる。
Raspberry Pi 3では、グラフィックプロセッサがやや高速になっており、Raspberry Pi Foundationによれば、H.264でエンコードされた解像度が1920x1080の動画を、60フレーム毎秒でローカル再生する能力があるという。Wi-Fiが搭載されているため、Raspberry Pi 3へのコンテンツのストリーミングが容易な上、Bluetoothのネイティブサポートにより、周辺機器の接続も簡単になっている。
Raspberry Piでこれらのメディアセンターを動かせるようにする作業は単純だ。上記のページからイメージをダウンロードして、Raspberry Pi Foundationの公式マニュアルに記載されている、PiにOSをインストールするための手順に従えばよい。もう1つの選択肢は、このページの手順に従い、公式のNOOBSインストーラを使って、OSMCやOpenElecをセットアップすることだ。
提供:OSMC