「Raspberry Pi 3」は発売時に20万個以上が出荷された。そのうち1つを購入して、この35ドルのコンピュータで何をしようかと考えあぐねている人もいるかもしれない。
この記事では、さらに強化されたRaspberry Pi 3の能力を最大限に引き出す10の使い道を紹介しよう。Raspberry Piシリーズでおなじみのものもあれば、とにかく楽しい使い方もある。

6.自分用のバーチャルアシスタントを作る
「Siri」など使わなくても、Raspberry Pi 3に少し手を掛ければ、質問に答えたり、命令に従ったりしてくれるパーソナルアシスタントを作ることができる。
1つ目のアプローチは、Amazonの「Alexa」サービスを利用することだ。Alexaはスマートスピーカの「Amazon Echo」や「Amazon Tap」に人工知能の機能を提供しているサービスで、スマートホームの制御や、音楽の再生、予定の設定、簡単な質問への回答などをさせることができる。
若干問題がないわけではなく、この自分で作るパーソナルアシスタントでは、Echoとは違い、音声コマンドを発する前にボタンを押す必要がある。しかし、とりあえず始めてみたければ(そしてマイクとUSBアダプタを持っていれば)、このガイドに従い、このGitHubのページをチェックしてみるといいだろう。
もう1つの選択肢は、オープンソースプラットフォームの「Jasper」を使用することだ。この方法でも、Raspberry Piで音声制御コンピューティングを実現できる。
JasperがAlexaと違うのは、天気予報やFacebookの通知を読み上げたり、Spotifyの楽曲を再生したり、多くのオンラインサービスを制御したりできることだ。興味があれば、必要なハードウェア、インストール手順、設定などの情報が網羅されている、このオンラインガイドを参照してみるといいだろう。
提供:ZDNet / CBS Interactive