日本株展望

円高を試す流れが続いていることに注意 - (page 2)

ZDNet Japan Staff 2016年03月22日 10時35分

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その他の円高要因

 資源価格の急落によって、日本の貿易収支が黒字化し、その黒字幅が拡大していく見込みであることも、ドル安(円高)要因となる。ただし、貿易収支による為替取引は、資本収支の為替取引に比べると圧倒的に規模が小さいので、貿易収支が、為替を動かすことはめったにない。

 為替を動かす主力は、あくまでも資本収支だ。それは、変わらない。したがって、資本収支に影響する、(1)日米金利差と(2)日米金融政策の差が、為替を動かす主要因という考えは変える必要はない。貿易収支は、たまに話題となり、心理的に為替市場に影響を及ぼすだけだ。

 ただし、今のように、米国や海外から、日本の貿易黒字と円安誘導を非難する声が出る兆しがあると、貿易収支にも注目が集まる。今は、米国が利上げしにくいムードが広がっていること、日本の円安誘導を非難する声が出始めていることが、円高要因として投機筋が材料視する可能性がある。

円安要因

 米景気が堅調で、いずれ利上げが必要になるという観測が残っていることが、ドル安(円高)を阻止する要因となる。原油価格の反発が続くと、米国景気の足を引っ張っている石油関連産業が息を吹き返すので、それも、ドル高(円安)要因となりえる。

 米景気指標および、原油先物の動きからも、目が離せない。

WTI原油先物:2016年1月4日~3月18日

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