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XenAppとXenDesktopに新版、Skypeを高速化--社内外のウェブアクセスを分離

日川佳三

2016-03-25 07:30

 シトリックス・システムズ・ジャパンは3月24日、仮想デスクトップを実現するミドルウェアの新版「XenApp 7.8」と「XenDesktop 7.8」、社内と社外のウェブアクセスを分離する用途に特化したエディション「XenApp Secure Browser Edition」を発表した。XenAppとXenDesktopは2月24から提供中で、XenApp Secure Browser Editionは3月24日に提供を開始した。

 XenAppとXenDesktopは、サーバ上で動作するアプリケーションやデスクトップ環境をシンクライアントを介して遠隔操作するためのミドルウェア。ローカル環境には画面転送用のクライアントソフト(Citrix Receiver)さえあればよく、操作する実際のソフトウェアはサーバ側にある。この仕組みにより、クライアント管理が楽になるほか、情報漏えいなどのリスクが減る。

 2つのミドルウェアのうちXenAppは、機能下位版に当たる(旧称はMetaFrameとPresentation Server)。シンクライアントによる遠隔操作の対象は2つある。

 1つは、OS上で動作する個々のアプリケーションの単位での遠隔操作。もう1つは、Windows Serverをマルチユーザーのターミナルサービス型で利用しながらエンドユーザーごとに独立したデスクトップの見栄えを実現するRDS(Remote Desktop Services)環境の遠隔操作だ。

 一方のXenDesktopは、XenAppを包含した機能上位版に当たる。XenDesktopでは、シンクライアントによる遠隔操作の対象として、いわゆるVDI(デスクトップ仮想化)の使い方ができる。サーバ仮想化ソフトの上でエンドユーザーごとに独立した仮想マシンを立ち上げ、個々の仮想マシン上で動作するOSを遠隔操作する形だ。エンドユーザーと仮想マシンを1対1で紐付けて管理する機能、仮想マシンのストレージイメージを管理する機能なども一通り提供する。

シトリックス・システムズ・ジャパン シニアプロダクトソリューション推進マネージャー 竹内裕治氏
シトリックス・システムズ・ジャパン シニアプロダクトソリューション推進マネージャー 竹内裕治氏

 今回同社は、2月24日のタイミングでXenAppとXenDesktopを新版の7.8にバージョンアップした。機能面でのバージョンアップのポイントは大きく、(1)デスクトップイメージを管理してストレージ使用量を減らす「AppDisk」機能、(2)ビデオ通話ソフトの「Skype for Business」をシンクライアントでも快適に使えるようにする機能、(3)低品質の回線で利用するための機能(Framehawk)を強化し、CADデータなどの重いデータでも利用できるようにしたこと――の3つだ。

 会見では、シニアプロダクトソリューション推進マネージャーを務める竹内裕治氏が新機能を説明した。

イメージ管理の改善やSkype for Business対応などを強化

 (1)のAppDiskは、OSのレイヤ(階層)とアプリケーションのレイヤをそれぞれ独立してイメージ管理できるようにする機能だ(図1)。エンドユーザーごとに違いが出ないOS部分は全社で単一のマスターイメージを管理し、エンドユーザーごとに違いが出るアプリケーションは所属部署などに応じて複数の組み合わせパターンを多階層で用意できる。

図1:AppDisk機能では、OS階層のイメージとアプリケーション階層のイメージをそれぞれ独立して管理、配信できる
図1:AppDiskでは、OS階層のイメージとアプリケーション階層のイメージをそれぞれ独立して管理、配信できる

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