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日本株展望

日経平均は1万7000円前後で膠着--週末イベント注意

ZDNet Japan Staff

2016-03-30 10:24

 3月29日の日経平均は、前日比30円安の1万7103円だった。29日は3月決算の配当落ち日だった。配当落ち分が約127円ある。配当落ちを考慮すると、29日の日経平均は実質97円高だったことになる。

 朝方、1ドル113.30円で推移していた為替が、東京市場の大引け時に1ドル113.60円まで円安が進んだが、円安が好感されて日経平均もジリ高となった。このことについて、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏が解説する。

配当落ち127円の説明

 29日は、3月決算の配当金を受け取る権利が確定した日だった。配当金額は現時点で確定していないが、予想値はある。日経平均採用銘柄で計算すると、約127円分(約0.74%)の配当金が支払われると予想されている。

 28日大引けに日経平均を1単位保有していた投資家は、29日に、配当金約127円を受け取る権利を確定させた。したがって、29日の日経平均が前日比で127円下がっても、投資家の保有する価値は横ばいだ。配当金127円を受け取る権利を獲得しているので、29日は日経平均が127円安でも実質横ばいと見なせるわけだ。

 29日の日経平均は30円安だったので、配当金受け取り権127円を得ていることを勘案すると、実質97円高と同じだ。

今週はドル円為替レートに密着した値動きが続いている

 3月28日週は、週末4月1日(金)に為替相場に影響を与える“イベント”があることから、為替レートの動きに注目が集まっている。

 ここで言うイベントとは、米国で3月雇用統計、3月ISM製造業景況指数、日本で3月日銀短観の発表のことだ。4月26~27日の米金融政策決定会合(FOMC)で利上げがあり得るのか判断する重要指標となる。

 最近は、為替を見ながら日経平均も動いている(円高なら下げ、円安なら上げ)。3月28日週は、米FRB(中央銀行)要人から「タカ派(早期利上げに賛成)」発言が目立ち、「4月にも利上げがあるか?」との思惑が広がり、ジリジリと円安(ドル高)が進んでいる。円安を好感して、日経平均も堅調だ。

 ただし、1ドル114~115円のところに厚い壁があり、そこを超えて円安が進まない限り、本格的な円安転換とはみなされない。113円台の円安では、日経平均も1万7000円を大きく越えて上昇するのは難しくなっている。

ドル円為替レートの動き:2016年1月1日~3月29日(日本時間18時)

楽天証券

 週末のイベントで、1ドル114円を越える円安が進むか、あるいは打ち返されて再度円高に進むか、注目される。

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