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日本株展望

円高進行で日経平均急落--原油反落も要警戒

ZDNet Japan Staff

2016-04-06 11:29

 4月5日の日経平均は、前日比390円安の1万5732円だった。4月は公的年金の買い手口が減る中で外国人の売りが続き、日経平均はいったん反落すると予想された。円高進行が重要なリスク要因と考えられた。

 ただ、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、下値のメドは1万6000円と考えていたという。残念ながら、月初から日経平均は1万6000円を割り込んだ。

 5日は、円高進行が日経平均の急落要因となった。ドル円は、5日の日本時間16時に1ドル110.28円をつけ、直近の円高水準(3月の1ドル110.62円)を超えた。6日の日本時間午前7時現在は1ドル110.29円となっている。6日のCME日経平均先物(6月限)は1万5615円だった。

 4月に警戒される弱材料についてまとめる。4月は、円高に加え、原油反落、3月決算発表、反グローバル主義の拡散の3つが弱材料となる可能性がある。5月以降に期待される強材料については、後日解説する。

円の上値トライは終わっていない

 ドル円は、2月後半から4月にかけて1ドル110円から114円の範囲で推移しているが、徐々に円高圧力が強まっている印象だ。

 テクニカルに見て1ドル114~115円には厚い壁があり、1ドル114円までドル高(円安)が進むと、きっちり円高に打ち返されている。これに対して、ドルに対する円の高値は少しずつ切り上がっている。

 2月に1ドル110.97円まで円高が進んだが、3月には110.62円、4月には110.28円まで円の高値を切り上げている。円高を打ち返す明確な壁は今のところ見当たらないので、1ドル110円割れをトライする可能性も残っている。

ドル円為替レート推移:1月1日~4月5日(日本時間16時まで)

ドル円為替レート推移:1月1日~4月5日(日本時間16時まで)

 窪田氏は、米利上げが年内にまったくできないと、1ドル105~110円まで円高が進むと予想しているという。米FRB(中央銀行)のイエレン議長が早期利上げに慎重姿勢を示したことから、4月26~27日のFOMC(米金融政策決定会合)で利上げが実施されることはないと考えられる。

 ただし、6月14~15日のFOMCで利上げが実施される可能性は残る。目先1ドル110円割れの円高があるかもしれないが、6月利上げの可能性が議論される局面になれば、また円安に戻るだろう。

 窪田氏は、2017年3月期の業績予想の前提を1ドル112円と置いているという。年内1回の利上げを前提に為替は1ドル108~115円の範囲で動き、平均為替レートは1ドル112円前後になると予想しているとのことだ。4月に円高を試した後、5月に円安に戻ると窪田氏は考えているという。

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