Microsoftは米国時間4月6日、「Microsoft Cloud App Security」サービスの一般提供を同日付けで開始したと発表した。このサービスはMicrosoftが2015年9月に買収したクラウドセキュリティベンダーAdallomが保有していた、Salesforce.comやGoogle、Amazon、Dropbox、Microsoftなどが提供するSaaSアプリケーションの使用状況を監視するというテクノロジに基づいている。なお、Adallomの買収金額は不明だ。
新しいCloud App Securityも、クラウドアプリケーションの監視を目的とするサービスだ。Microsoftのブログ投稿によると、Cloud App Securityにより「企業におけるクラウド利用を安全なものにするためのプロセスの策定や遵守の支援を目的として、問題発見能力や調査能力だけでなく、きめ細かい統制や保護に向けた一連の機能がもたらされる」という。
同社によると、この新サービスは基本的な検知機能のほか、データの統制や、脅威からの保護といった機能を含んでいるという。なお、このサービスは「Microsoft Office 365」にも対応している。
また同社は、Cloud App Securityが1万3000以上のアプリケーションの使用状況を洗い出せるため、「シャドーIT」の発見手段としても有効であるとしている。
この新サービスは1ユーザーあたり月額5ドル(推定小売価格)。ユーザーはwww.cloudappsecurity.comからトライアルを申し込める。新サービスに関する技術資料はこちらで閲覧可能だ。

Microsoft Cloud App Security
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。