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SSOサービス「RSA Via Access」、クラウドとオンプレミスの認証を一元化

日川佳三

2016-04-15 08:00

 EMCジャパンRSA事業本部は4月14日、オンプレミスに設置するサーバソフトとクラウドサービスを連携させたシングルサインオン(SSO)サービス「RSA Via Access」を発表、同日提供を開始した。

 最大の特徴は、ID情報とSSOサーバをオンプレミスに設置しながら、ショートメッセージサービス(SMS)認証やワンタイムパスワード(OTP)認証などの追加認証をクラウドサービスの形で簡単に利用できること。

 対象ユーザーは大企業で、最小構成は2500人。価格体系はユーザー単位で、ログイン対象のアプリケーションの数には依存しない。税別価格の例は、1万人で使う場合に1人あたり月額900円。サービス契約期間は12カ月。

SAMLやリバースプロキシでアクセス

 Via Accessは、社内システムや社外のSaaSなど各種の業務アプリケーションに対するログイン手続きを一元化する。ポータル画面に一度ログインすれば、あとはアイコンをクリックするだけでログイン手続きを介することなく複数の業務アプリケーションにアクセスできる。

 SAMLを使ったID情報の連携(フェデレーション)のほか、リバースプロキシ動作によるログインの仲介などができる。ログイン対象の業務アプリケーションごとに、SAML対応システムならウェブブラウザから直接アクセスし、そうでないシステムにはプロキシを介して中継アクセスする、といった使い分けができる。

 SSOサービスの中核となるソフト「RSA Via Access Identity Router」をオンプレミスの非武装地帯(DMZ)に設置して運営する。Via Access Identity Routerがウェブポータル機能やSAML連携、リバースプロキシ機能などを一通り提供する。仮想アプライアンスの形で提供するので、別途PCサーバを調達して動作させる必要がある。

 Via Access Identity RouterがVia Accessサービスと社内の認証サーバを中継するため、パスワード情報がクラウド上に保管されることはないと説明している。

クラウド連携でSMSプッシュなどの認証を追加

 Via Accessの特徴は、オンプレミスに設置してSSOの中核機能を担うVia Access Identity Routerに加えて、これと連携して動作するクラウドサービスを用意していること。クラウドサービスはVia Access Identity Routerの管理コンソール機能を提供するほか、SSOの追加認証機能を提供する。SSOの追加認証機能では、アクセス場所がいつもと違うといったポリシー条件に合致した場合に追加で認証をかける(図1)。

図:Via Accessでは必要に応じて認証を追加できる
図:Via Accessでは必要に応じて認証を追加できる
EMCジャパン RSA事業本部 マーケティング部長 水村明博氏
EMCジャパン RSA事業本部 マーケティング部長 水村明博氏

 認証手段として同社の「RSA Via OTP」「RSA SecurID」、SMSのプッシュ通知、二要素認証を進化版と言える「FIDO U2F(Fast IDentity Online Universal Second Factor)」に準拠したトークン、目の静脈パターンをスマートフォンのカメラでスキャンする「Eyeprint ID」、指紋(iOSでのTouch ID)などを利用できる。

 追加認証の仕掛けをクラウドサービスの形で実現しているので、これらの仕掛けを個々にオンプレミス側に用意する手間やコストをなくせる。

 「アプリケーションシステムが増えるに連れて、エンドユーザーが保有するID情報も増えている」。EMCジャパンRSA事業本部でマーケティング部部長を務める水村明博氏は、SSOが必要になる背景をこう説明する。

 水村氏は、総務省の資料を引用し、「インターネットでは2~5種類のIDを使っている人が日本では一番多い」と指摘した。パスワードについては、「ウェブサイトごとにすべて変えている人は16.8%しかおらず、11.8%は1種類のパスワードしか使っていない」(水村氏)

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