伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は4月14日、動画活用支援サービス「eMotion」を5月から開始すると発表した。ピツニーボウズ・ソフトウェアが提供する対話式のビデオ配信システム「EngageOne Video」を活用する。マーケティング部門やコンタクトセンターを対象に3年間で30社の導入を目指す。
EngageOne Videoは、顧客の嗜好やニーズに応じて動的に動画を配信するシステム。シナリオに基づき制作した動画と、企業が保有している視聴者の属性情報や購買データなどの行動履歴を連携させ、さらに動画へのデータ入力を可能にすることで、視聴者ごとに内容の異なる動画を提供する。視聴者の要望に応じた必要な情報の提供や次のアクションへのスムーズな誘導が可能になり、顧客満足度の向上や業務効率化につなげることができるという。
eMotionは、EngageOne Videoを活用した既存の基幹系や情報系システムとの連携を実現するというもの。作業工数や時間のかかる業務をクラウドで代行するBPOサービス「BusinessEvolution」シリーズの1つとして提供する。また、ユーザー企業の要望に応じてオンプレミスでのシステム構築にも対応する。
両社は今後、マーケティングでの動画活用が期待できる金融保険業界やフランチャイズ業界に向けて、eMotionを共同で提供していくとしている。