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総合セキュリティベンダー目指す--カスペルスキー、法人向けサービスを提供 - (page 2)

阿久津良和

2016-04-20 17:50

 「サイバー攻撃アラートサービス」は、金融機関のオンライン取引を狙ったサイバー攻撃を監視し、攻撃検知時はアラートを出してレポートを提供する。C&Cサーバのテイクダウンなどに活用できる。

 日本独自となる「マルウェア緊急対応判定サービス」は、不審なファイルやURLなどを検体として送ることで、カスペルスキーがマルウェアを簡易的に解析し、判定するサービス。セキュリティインシデント対応も支援する。

カスペルスキー ビジネスディベロップメントマネージャー 千葉周太郎氏
カスペルスキー ビジネスディベロップメントマネージャー 千葉周太郎氏

 「インテリジェンスレポートサービス」は公表されていない持続的標的型攻撃(APT)も含んだサイバー攻撃の解析レポート。サブスクリプション期間中は内容もアップデートされる。「個別インテリジェンスレポートサービス」は個別の法人向けに特定の法人を標的したマルウェアやボットネットの活動がないか調査する。調査範囲は匿名通信システム「Tor(The Onion Router)」を使ったアンダーグラウンドコミュニティーも含んでいる。

 「セキュリティアセスメントサービス」は、社内ネットワークや基幹システムなどの脆弱性を調査するペネトレーションテスト、各種アプリケーションのセキュリティ脆弱性を調査するアプリケーションセキュリティアセスメントを提供する。

 「サイバーセキュリティトレーニング」はセキュリティ対策チーム(Computer Security Incident Response Team:CSIRT)担当者のスキル育成やセキュリティベンダーのエンジニア育成のトレーニングメニューを提供。「ゲーム型サイバーセキュリティ演習“KIPS”」は実際のセキュリティインシデント事例を基にしたゲームシナリオで、セキュリティ意識を向上させるサービス。

 千葉氏によれば、セキュリティインテリジェンスサービスは以前から有効性検証を始めており、すでに行政機関が導入済み。公益企業や通信業の2社も導入を決定している。同サービスの料金はオープンプライスだが、各サービスはチケット制で利用する料金体系を採用。例えばマルウェア解析サービスは30チケット150万円となる。

 会見では2016年の法人製品ロードマップも明らかにした。カスペルスキーは1年を通じて17のソフトウェア製品と16のサービス、2つのハイブリッド製品のリリースを予定している。

 上記リストに含んでいない製品やサービスでは、産業制御システム専用サーバセキュリティの「KICS(Kaspersky Industrial Cyber Security)」を5月25日にリリースを予定し、ネットワークセンサやエンドポイントセンサ、サンドボックス、APTアナライザーを供えた標的型攻撃対策プラットフォーム「KATA(Kaspersky Anti Targeted Attack Platform)」は2016年第4四半期リリース予定。

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