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日本株展望

中国景気は本当に持ち直しているのか - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2016-04-21 11:55

20日に上海株が一時4%強下げたのはなぜか

 中国人民銀行が今後のさらなる金融緩和(利下げ)に消極的との報道が出たことが、上海株急落の原因となった。さらなる利下げに期待していた短期筋が、上海株を売ったと考えられる。

 ただし、その後、上海株は下げ幅を縮小した。中国人民銀行が、利下げに消極的になった背景が重要だ。1~3月の中国景気が持ち直しているので、さらなる利下げがしにくくなっていると判断したならば、中国株にとって単純に悪材料とはならない。

 世界の天然資源を爆食してきた中国の景気が本当に持ち直しつつあるのならば、それは、資源価格にも強材料だ。ドーハの産油国会議で、増産合意ができなかったのに原油先物が堅調な背景には、中国景気持ち直し期待があるのかもしれない。

中国景気の現状を慎重にみきわめる必要がある

 中国景気が持ち直す話を、窪田氏は半信半疑で聞いているという。中国経済は構造問題を抱えていて、中途半端に今、公共投資を増やすと、構造問題をさらに悪化させる懸念がある。

 そうは言っても、中国は計画経済だ。習近平国家主席の指示で、景気を回復させるために強引に公共投資の大幅積み増しを行えば、中国景気が持ち直してしまうこともあり得る。

 両方の可能性を考えながら投資判断を行っていく必要がある。まずは、これから始まる2016年3月期の決算説明会が注目だ。中国関連株の決算説明会で、1~3月の現地の状況がヒアリングできる。現地の声を聞きながら、中国景気の現状を慎重に見極めていきたい。

 中国景気の変動は、今後の日本株に大きく影響する。中国景気の持ち直しが本物ならば、外国人投資家が日本株にも積極的に投資をしてくる可能性がある。現時点では、まだ確信が持てない。

 なお、4月21日の日本時間午前6時30分現在、為替は1ドル109.82円と円安に動いている。それを好感して、CME日経平均先物は、1万7235円に上昇している。

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